揚羽の朝会がすごいらしい

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揚羽の朝会がすごいらしい


揚羽の朝会がすごいらしい

多くの企業で実施されている朝会や朝礼は、社内情報を従業員に共有する場として活用されています。企業のあらゆるコミュニケーション設計を得意とし、その企画やコンテンツ制作を行っている株式会社揚羽では、朝会の目的を理念・行動指針の浸透と置いています。

 

「揚羽の朝会がすごいらしい」という噂を聞きつけ、CAPPY編集部が潜入してきました。

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        見学当日は、オフィスのエントランスにウェスカムボードが置かれていました

揚羽の朝会レポート

思い思いの休日を過ごし、仕事モードへスイッチを切り替えるのが難しい月曜日。揚羽では、そうした元気が出ない月曜日の朝からロケットスタートするべく、毎週月曜日の10時から30分間の全社朝会を開催しています。

 

週初めにも関わらず、集まった社員のみなさんの表情はとても明るく、朝会が始まるまでの数分間は、ヒップホップ調のノリの良い音楽がかかり、にぎやかな談笑が続いていました。

 

MCはスクリーンと司会台が用意されたステージにスタンバイし、カウントダウンをして朝会をスタートさせます。

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        MCの「昨日のW杯は観ましたか?」というラポールに対し、まっすぐ手を挙げる社員のみなさま

開始早々に行われたのは、『ほめ達』という1分間のプログラム。隣に座っている社員とペアになり、相手の“いいところ”を褒め合います。スタートと同時に前のめりに話し始める社員のみなさんは、『ほめる達人検定』を受検しているそう。

 

あっという間にポジティブな言葉で場が埋め尽くされ、活気と熱気で包まれたその瞬間は、称賛する風土が根付いている“揚羽らしさ”を象徴する瞬間でした。

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        活気あふれる『ほめ達』の様子

初めて揚羽の朝会に参加したCAPPY編集部は、このたった1分間で、完全に心を奪われていました。当日は、CAPPY編集部以外にも見学している方がいたのですが、その場にいた誰もが、「この状態を目指したい!」と思ったことでしょう。

 

続いては各部からの発表。営業部、制作部、管理部の役員が順番に登壇し、W杯日本代表や家族の話題など、アイスブレイクを交えながら業績の進捗や全社へのお知らせを発表します。

 

ありがちなプログラムですが、ここにも揚羽の朝会の魅力が詰め込まれていました。

 

営業部からの発表は、「自分たちが今どこまで数字を積み上げているのか」「目標まではあとどのくらい必要なのか」、現在の業績を棒グラフで分かりやすく表現し、伝えたいことをシャープにしています。受注ハイライトや案件の共有など、詳細の説明はあえてしません。

 

そして、個人目標達成者の名前を一人ひとり読み上げます。聴いている社員のみなさんは、達成した仲間に対して「すごい!」「おめでとう!」と、称賛の言葉とともに大きな拍手を送ります。ここでも、あえて達成ポイントは説明しません。

 

あくまで達成したという事実を、みんなで共有し称賛し合う場と位置付けているのです。それがプログラムのテンポの良さに繋がり、聴いている側も間延びせず、飽きない状況を演出していました。

 

朝会で共有しなかった各詳細については、当日の午後にメールで全社に送られる『アゲハタイムズ』にて補填しています。

 

管理部からのお知らせの際は、登壇役員にお子さんが生まれたということで、社員のみなさんからサプライズが。そこでも惜しみない拍手が送られ、とても温かい空気に包まれました。

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        驚きながら、サプライズプレゼントを受け取る様子

さて、ここからはいよいよ理念・行動指針浸透を目的としたコンテンツ。揚羽では、『羅針盤』と呼ばれる30個程の経営理念や行動指針が存在します。朝会ではそのうちの1つをピックアップし、全員で読み合わせを行います。この日の羅針盤は『日経新聞を読もう』でした。

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        揚羽の行動指針『羅針盤』を読み合わせている皆さん

選ばれた4名の社員がステージに登壇し、『日経新聞を読もう』にまつわる自分のエピソードを発表します。忙しい日々の中、どのように日経新聞を読んでいるのか、時間の作り方、読むためのキッカケ作り、得た知識を業務にどのように役立てているのか、その結果顧客に返せた価値は何だったのか、といったことが生の声で語られていました。

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        『日経新聞を読もう』という羅針盤のエピソードを発表される社員さん

「情報収集は、営業・プロデューサーにはとても重要なこと」「得た情報を自分なりに咀嚼し、他の情報や知識と紐づけてアウトプットする」「顧客がまだ気付かなかったことを、先手を打って提案できる」そう発表する4名の表情には信念と仕事に対する前のめりな姿勢が見受けられました。社員が自ら日常の業務と紐づけて具体的に語ることで、聴いている社員も想像がしやすく、ワガゴト化が促進されているようでした。

 

朝会の締めくくりは、『お誕生日のコーナー』です。その週に誕生日を迎える方が登壇し、感謝を伝えたい人に想いを伝えるというプログラムです。ただ誕生日を祝うのではなく、そこから感謝の輪を広げていくことを意図しています。また、周囲に認識してもらうことで早く帰りやすい雰囲気をつくることにも役立っているそうです。

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        お誕生日の方が、普段お世話になっている方に感謝を伝えています

見学を終えて

たった30分の朝会で感じた熱量は、想像を遥かに上回るものでした。“理念・行動指針の浸透の場”と揚羽さんでは目的を置いていますが、むしろ“体現しているひとを表出する場”になっているように感じました。そこから、揚羽としての仲間を尊敬したり、前向きに物事をとらえアウトプットしたり、どこかに遊びごころを取り入れようとする姿勢がひしひしと伝わってきました。

 

ただ、以前からこのような朝会だったのかというと、そうではないそうです。代表取締役社長の湊剛宏さんにお話を伺ったところ「朝会はずっと昔からやっているけど、今の状態になったのは2年前くらいから」とのこと。

 

朝会スタートのきっかけは、社員の行動を確認し合うためだったそうですが、事業の拡大に伴いあらゆる文化が混在。そこで未来の一歩を創りだすことや、一人ひとりが揚羽を作ること、笑いでいっぱいの会社にすること、など『羅針盤』に書かれた風土を築くために朝会を活用すると決めた湊さん。

 

集合が悪く朝会が定刻に始まらないこともあったそうですが、その都度、湊さんが本気で朝会の重要性を説いていたとか。その湊さんの本気が徐々に社員に伝わり、今ではだれもが定刻前に着席し、朝会を重要な場だとして捉えているそうです。

 

また、朝会のプログラム内容を考えているMCの菅原大希さんは「現場の意見を聞いて取り入れることを大事にしていて、みんなで創り上げている朝会です」と、とても前向きな表情でした。

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        MCを務める入社4年目の菅原大希さん

拍手がまばらな時期もあったそうですが、全社で拍手の練習を行い、時間に対しての意見があったときは、調整できるようにプログラムを変更したそうです。

 

“すごい朝会”と言われる裏には、様々なトライ&エラーや社員自らが創り上げていくプロセス、そして経営者の確固たる信念がありました。

今回取材にご対応いただきました黒田天兵さん、菅原大希さん、一瀬香織さん、貴重なお時間いただきありがとうございました。

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筆者:三浦蒔子

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