多様な働き方の時代の従業員エンゲージメント

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多様な働き方の時代の従業員エンゲージメント


多様な働き方の時代の従業員エンゲージメント

筆者:株式会社ゼロイン コミュニケーションデザイン総研 責任者 三宅 欣広(みやけ よしひろ)
1997年からリクルートグループで、主に人材領域で企業の採用広報やブランディング、地域活性コンテンツの企画・編集・制作、メディアの立ち上げなどに携わる。2010年、ゼロインに入社。インターナルコミュニケーションのコンサルティングや企業ブランドの構築・浸透などに従事。現在はコミュニケーションデザイン総研責任者としてノウハウの体系化などを行っている。

多様な働き方が急速に進む一方で、世界の中でも低いと言われる日本の従業員エンゲージメント。Withコロナの時代に、従業員エンゲージメントを高めていくためにはどうすればよいのでしょうか。今回は、理解を深め考えるヒントとして、これまでの「人と組織をもっと、強く、らしく、ワクワクに。〜企業文化とコミュニケーション〜」の連載記事からポイントをご紹介したいと思います。

自分の仕事や組織で、ワクワクを感じる瞬間はありますか?

まずはみなさんに質問です。
「自分の仕事や組織で、ワクワクを感じる瞬間はありますか? それはどんなとき? どんなこと?」
自信をもって「はい」と言えたでしょうか。

日本の従業員エンゲージメントは世界139カ国中132位という結果もあります。2020年の「働きがいのある会社ランキング」でも日本企業では、働きがいが低下傾向という回答が42.5%にものぼったそうです。

詳細はこちら(#1 自分の組織や仕事に、ワクワクしていますか?)

今回のコロナ禍で、これらがどう変わるかはわかりませんが、一方で皮肉にも、在宅ワークなどの働き方改革は急速に進みました。次は「働きがい改革」とも言われていて、従業員エンゲージメントをいかに向上していくかに注目が集まっています。

従業員エンゲージメントとは

ウィリス・タワーズワトソン社によれば、「従業員エンゲージメント」とは、「従業員の一人ひとりが、企業の掲げる戦略・目標を適切に理解し、自発的に自分の力を発揮する貢献意欲」であると定義されています。

言い換えれば、従業員一人ひとりが、組織のビジョンと個人のビジョンとの間に接点を見出し、そこにやりたいとWILLをもち自分ごと化していることです。

そのためにも組織はまずビジョンや大事にする価値観を明確にする必要があります。さらに今後は、どんな問題に向き合うのか、自分たちがやる意味を従業員に提示し、未来を構想していくようなビジョンやパーパスを設定することが、より重要になります。

詳細はこちら(#3 組織と個人をWILLでつなぐために)

多様な時代にエンゲージメントに大事な要素はどう変わるのか

従業員エンゲージメントを高めていくために、組織はどんな働きかけが有効なのでしょうか。調査と分析の結果、その要素の因果関係が見えてきました。

ポイントは、全体的な傾向に対して、若い世代では大事な要素が異なっているということです。マネジメントが大事なガンダム時代から、多様性を前提に称賛と協働を大切にするワンピース時代へと世の中の価値観はシフトしてきているのではないでしょうか。

詳細はこちら(#2 自分ごと化に大事な力は世代で違う)

コミュニケーションを加速させるアイデア 企業文化をアップデートする

個人と組織の接点を見つけるために、私たちは様々なコミュニケーション施策をお手伝いしています。その中で私たちが大事にしているのは、従業員を巻き込んで、組織や人の強みやらしさ、WILLを掘り起こすことです。そのためにワークショップやインタビューを行い、見える化した上で、様々なアウトプットにして展開していきます。

ただそのやり方を設計するにあたっては、その企業の組織文化を考慮することが欠かせません。なぜなら、どんなにワクワクするビジョンを描いても、企業文化にアプローチしていかなければ、従業員の行動として実践されることが難しいからです。

詳細はこちら(#4 組織のOSをアップデートする)

VUCAの時代に大事な文化特性とは

では企業文化をどう変えていけばよいのでしょうか。企業の文化特性を「コミュニケーションのスタイル」と「思考・判断のスタイル」の2軸で調査し、エンゲージメントとの相関を分析したところ、VUCA(不確実で変化の激しい)時代に強い文化特性がわかりました。

詳細はこちら(#7 オープンコミュニケーションとアート思考でエンゲージメントが高まる?)

コミュニケーション施策をつなぐ、ストーリーを描く

目指す企業文化にアップデートしていくためには、様々なコミュニケーション施策を大きなストーリーのもとでつなぎ、従業員の経験価値をつくっていくことが重要です。たとえば何を称賛し、何を評価しないのか。そうした経験の積み重ねが新しい思考パターンや判断基準をつくっていくのです。

詳細はこちら(#6 インターナルブランディングって結局何するの?)

とはいえ、いきなり新しい施策を色々やるのは大変です。Withコロナの中で、これまでのような対面の施策もなかなか難しくなっていますし、まずは簡単にできることからはじめてみるのがよいのではないでしょうか。

たとえば…
オンライン朝会(記事はこちら)

オンラインイベント(記事はこちら)

オンライン飲み会(記事はこちら)

Withコロナ 、Afterコロナ のビジョンを描いてみよう

コロナ禍で社会や日常生活が大きく変化し、私たちの働く価値観、企業と働く個人との関係もまた変化していくと思います。これからの社会の中でどんな問題に向き合い、どんな価値を提供していきたいのか。組織も個人もあらためて、ビジョンを描いてみてはいかがでしょうか。

詳細はこちら(#5 ビジョン・ミッションやパーパスがもつ引力)

 

筆者:三宅 欣広

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