インターナルブランディングにおけるオフィスの活用方法

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インターナルブランディングにおけるオフィスの活用方法


インターナルブランディングにおけるオフィスの活用方法

筆者:株式会社ゼロイン 取締役副社長 兼 COO 並河 研(なみかわ けん)
1984年リクルート入社。広報室でインナーコミュニケーション施策や教育映像を手がけ、40年超の歴史を持つ社内報『かもめ』2代目編集長を務める。2009年ゼロインの取締役就任。以降、多数の企業で組織活性化をプロデュース。並行してアメフット社会人チーム『オービックシーガルズ』運営会社、OFC代表取締役としてチームをマネジメント。

働き方改革の大号令の下で、働く環境が大きく変わり始めています。固定席を設けないフリーアドレスやファミレス席の導入、テレワーク用のモバイルオフィスの増加、古いビルをオシャレにリノベーションしたコワーキングスペースなど、オフィス風景の変化と同時に、働く人のコミュニケーションスタイルも変わりつつあります。

オフィスの捉え方を変えてみる

弊社でも位置情報を取得できるウェアラブルセンサーを活用した『びゅーこん』を開発し、会議室の使用状況や在席率、従業員同士の交流を“見える化”しています。このデータをもとに、オフィスの新しい活用方法や、企業ごとのコミュニケーションに応じた最適なオフィスデザインを提案できるようになりました。

私が社会人になりたての頃は、営業部では目標達成をするたびにフロアに垂れ幕を吊るし、寿司桶を注文してビールで乾杯したものです。今でも年度末の納会や経営トップの年頭所感を社内で開催されているクライアント様はいらっしゃいます。

オフィス内での社内行事だけではなく“壁”に目を向けてみると、企業によっては経営理念や成績優秀者のポスター、防災訓練のお知らせ、果てはゴミの分別回収の徹底を狙ったものまで、さまざまな掲示物が貼られています。

オフィスを単純に働く場所と考えるのではなく、成果を最大化するためのコミュニケーションプラットフォームとして捉え直すことで、より良い環境を構築できる可能性が秘められています。

社内イベントで有効に活用する

「経営とは環境である」という言葉を聞いたことがありますが、社員のみなさんにどのような環境を提供できるのか、またはできているかが、経営戦略の大きなアジェンダになっています。

インターナルブランディングの観点からは、社員とステークホルダー、さらには社会をつなげるという見方もできます。最近ではオフィスを使ったファミリーデーのご相談が増えています。仕立てはごくシンプルで、ご家族をオフィスに招待して職場内を案内、企業理解につながるシカケを施すイベントです。

お子さま向けにはオリジナル名刺を準備して名刺交換を体験するコンテンツや会社を題材にしたクイズ大会、ヨーヨーやどぶ付けのジュースといった縁日を併催するなど趣向を凝らしています。

ファミリーデーには、ご家族に自分の会社や仕事を理解してもらえると同時に、普段は会う機会が少ない同僚の家族を知ることによるダイバーシティ推進に効果があります。ザイオンス効果が提唱されているように、人は会う頻度を重ねることで親近感が湧き、好感を持つと言われています。会ったことのあるお子さんの急病やご家族の介護にも、顔が思い浮かぶだけでより思いやった対応ができると思いませんか?ファミリーデーだけではなく、家族参加型のBBQや運動会が復活しているのも、そうした背景かも知れません。

また、ファミリーデーでは会社の事業や仕事内容を子どもでも分かるように伝える必要があります。このことが自然と自分たちの会社を客観的に、社会軸で考えるきっかけになるのではないでしょうか。

会議室を大学の階段教室のようにリノベーションして毎月のように社外講師を招いて勉強会を開催したり、新しい商品・サービスのリリースをする場所として利用したりするクライアント様もいらっしゃいます。社外の人を社屋に迎え入れることで、普段仕事をしている状況とは異なり、ちょっとした緊張感をもたらす効果もあるように思います。

オフィスの利用状況調査をしてみる

オフィスに関する研究や取り組みは、続々と新しいものが発表されています。インターナルブランディングにも効果的なオフィスの活用という視点で、一度点検を行ってみてはいかがですか。

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