2014/11/11

オイシックスの社内BARとサプライズ文化がもたらす帰属意識

有機・無添加食品の通信販売を行うオイシックス株式会社では、社内にキッチンを設置して社内BARを開催するなど様々なイベントを企画したり、自社商品の産地ツアーを開催したりと、多くの社内コミュニケーション施策を実施している。社内BARおよびその他の施策について、総合企画本部 人材企画室の勝山沙恵さんにお話を聞きました。

有志の声で始まったOisix社内BAR

—社内BARを始めたきっかけは何ですか?

元々オイシックスの社内にキッチンを作りたい、という声があったんです。社内試食会や商品ページ用の料理を作ることがあったので、社内にキッチンがあったら便利だよねということで、2010年に導入することになりました。
できた当初は元々の目的である業務のためだけに使っていたのですが、しばらくして社員から「キッチンでバーをやったら面白いんじゃないか?」という声があがるようになってきました。当社はボトムアップを積極的に後押しする風土があるので、有志で試しにやってみようということになりました。

—社内BARで行っていることを教えてください。

色々やっていますが、基本的には社内コミュニケーション活性化のためのイベントが多いです。各回ごとにテーマを決めて、できるだけ社員が集まるように工夫しています。例えば、オイシックスのサイトで地域の食べ物を紹介しているのですが、その企画と連動して社員がトマトの食べ比べをしたこともあります。
また、社長や取締役も毎回参加をしています。普段、社員はなかなか社長や取締役と話す機会を持ちにくいので、社内BARで会話の場を作るようにしています。

—イベントの開催頻度や参加人数はどれくらいですか?

月に一度、金曜日の夜に開催しています。9月には社員総会を開催したので、そこで優秀賞を獲った社員を盛大にお祝いしよう!という趣向で企画しました。
参加人数は正確には出していないのですが、会の間は誰でもウェルカム状態なので、途中で帰ったり、仕事が終わった後で顔を出す人もいたりで、毎回かなりの人数が参加しています。

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oisix01社内BARでのイベントの様子。Oisixの食材を使うので、商品を知る機会にもなっている。

 

社内BARだけじゃない、コミュニケーションを活性化させる「プロジェクト制度」

—社内BARは有志で始まったとのことでしたが、有志で何かすることは多いのでしょうか?

当社には「プロジェクト制度」という、担当業務に関することはもちろん、担当業務外のことでも自分たちがやりたいと思ったことをチームを組んで実行できる制度があり、プロジェクトには業務時間の1割を使って良いことになっています。社内BARもプロジェクトのひとつとして動いています。半期に1度、プロジェクトを発足する機会があります。基本的にはそこで部員を募集してプロジェクトがスタートします。現在は30個程のプロジェクトが動いています。

—他にはどんなプロジェクトがありますか?

年に4回、社員で自社商品の産地に行く「ブランド体感会」というプロジェクトがあります。実際に産地に行くことで野菜のことや生産者のことを深く知る機会となるため、全社員、年に1回は行く決まりになっています。
ブランド体感会は社内コミュニケーション活性化の面でも非常に効果的です。一緒に農作業を体験することで親睦が深まりますし、家族連れで参加する社員もいるので、普段見られないお父さん・お母さんとしての顔を見られたりします。
野菜の産地以外でも、漁船での漁の手伝い、パン作りやケーキ作り、ビール作りなど、様々な仕事を体験させていただいています。

—社員は必ずプロジェクトに参加しているんですか?

はい、みんな参加しています。制限があるのですが、こっそり何個もかけもちしている人もいます(笑)。プロジェクトが本業務の助けになることもありますし、支障がない程度には目をつむっています。

oisix02ブランド体感会では実際の生産現場を訪れ、様々な仕事を体験。家族の参加もOK!

 

サプライズを楽しむ文化が生み出す、高い帰属意識

—お話をうかがっていると、社員同士とても仲が良さそうですね。

はい、皆とても仲が良いと思います。例えば社員の誕生日には必ず社内でお祝いをします。誰ともなく声をかけあって、ケーキを買いに行ったり、極秘で色紙を回してメッセージを書いたりしています。
当社の行動規範のひとつに「お客様を裏切れ」というものがあるのですが、これは言い換えるとサプライズを楽しむ文化があるということだと思います。何でも楽しんでやってしまえ、という考えを皆が持っています。サプライズで誕生日のお祝いをすることは、社員を良い意味で裏切れるから楽しんでできるんでしょうね。

—社員の帰属意識は高いと思いますか?

会社に愛着を持っている社員は多いと思います。単純に仲が良いからということもありますし、自社のサービスが「豊かな食生活の提供」なので、オイシックスという企業に誇りを持っている人は多いですね。
あとは年齢や社歴とは無関係にどん欲で成長していく人が多いですし、多種多様な人がいますが、みんながお互いを尊重できていると思っています。

—サラダボウルのように色々な人材が混ざり合っていると。

実際のサラダボウルでもみんな綺麗な形の野菜ではないじゃないですか。どこかが尖っていたり、丸くなっていたりとか、形が不揃いだったりもするんですけど、でもみんな良い味出してると思うんです。当社も同じで、色々な野菜が混ざっているけどそれがまとまって良い味を出していると思います。

—本日はお時間いただきありがとうございました!

oisix01インタビューにお応えいただいた、総合企画本部 人材企画室の勝山さん

CAPPY'S EYE

社内BARで自社の商品を使ったイベントをしたり、ブランド体感会で産地へ訪問することは、社内コミュニケーションを活性化させると共に、自社商品への理解・愛情を深めることにもなります。社内コミュニケーション施策を工夫している企業は多いですが、オイシックスの抜きん出て魅力的なポイントのひとつとして、自社商品のクオリティアップの為の施策がそのまま社内コミュニケーション施策になっていることが挙げられると思います。 「自社商品への誇り」×「サプライズを自ら作り、楽しむ主体性」が、オイシックスの企業文化を作っているのだと感じました。

筆者

すーさん

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