Rettyの「仲間との美味しい食事の時間を大切にする」社内制度

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Rettyの「仲間との美味しい食事の時間を大切にする」社内制度


Rettyの「仲間との美味しい食事の時間を大切にする」社内制度

「食を通じて世界中の人々をHappyに。」をビジョンに掲げ、ライフスタイルの中心である“食”にフォーカス、グルメサービスを展開しているRetty株式会社

社名には「人のおすすめ(Recommend)によって人々を幸せ(Happy)にしたい」という想いが込められています。これは「Communicationによって働く人を幸せ(Happy)にしたい」というCAPPYの理念にもどこか通じます。

Rettyは会社のフェーズに合わせて、ユニークな社内制度を設計。『ランチ自転車』『Retty Happy Bar』は、企業独自の社内施策を発掘する『グッド・アクション(株式会社リクルートキャリア社主催)』で2年連続で取り上げられています。

こうした社内制度、現場の社員の声によって生み出されており、従業員全員で働きやすさを創っていく企業文化があるといいます。多様な制度がどのように創られていくのか。採用・広報担当の柳川裕美さんにお話をお聞きしました。

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制度紹介

ランチタクシー

社員一人につき月に一度、ランチに行く際の交通費としてタクシー代が往復3,000円を上限に支給される。使用条件は、他部署のメンバーがランチに同席していること。この制度を活用すると麻布十番、恵比寿、天王洲までランチ圏内となるため、少し足を延ばして話題のランチを食べる動機になり、同時に社内の交流も活発になる。

Retty Happy Bar

オフィス内のBarカウンターで毎月開催される交流イベント。社員の一人がホストとなり、例えばワインやタイ料理など、ホストが得意とする食をテーマにした会や、Rettyの歴代インターンを集めたOBOGナイトが開催されている。

お茶会

15時頃に社員やアルバイト、インターンが10人ほど集まり、少しいいお菓子を食べながら交流。仕事の話からプライベート、好きなご飯の話などが話題にのぼる。アルバイトの女性が「もっと他部署のアルバイトやインターンと交流する機会がほしい」と提案したことがきっかけ。

グルメ調査費

グルメ調査費という名目で食事代を実費支給。月に一度、本人分であれば上限なしで使用できる。社員もRettyをユーザーの一人として使用し、ユーザー目線を持ち続けることを重要視しており、行きたかったお店に行く際に活用される。

 

インタビュー

編集部(以下、編):グルメサービスを提供するRettyらしい制度が並びますが、どのような想いで制度は策定されているのでしょうか。
わたしたちは『Retty』というグルメサービスを、ユーザーの一人として体験しながら開発・運用していく必要があると考えています。自分たちがグルメになることで、より高められる提供価値がありますよね。そのため多くの社内制度は”食”を絡めたものになっています。

名刺についている担当制度も、こうした志が反映された結果です。わたしはワインバー担当、代表は焼肉担当、CTOはすき焼き担当です。

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この担当、好きなものを選べるのですが、お渡しするとユーザーさんやクライアントさんから”オススメ”を必ず聞かれます。すると自分が詳しくならないと、という気持ちが働きますし、自然と飲食店の開拓につながっていきます。

 

編:紹介いただいた制度もグルメにつながるものばかりですよね。『ランチタクシー』について詳しく教えていただけますか。
『ランチタクシー』は以前運用していた『ランチ自転車』が進化したものです。高輪(いまのオフィスの場所)に移転する前は広尾にオフィスがあったのですが、ランチ時に自転車を使用してお店に移動していました。お店選びの選択肢がかなり広がるので、社内でも積極的に活用されていた制度です。

ところが現在のオフィスに移転したところ、自転車で行ける範囲のお店が限られてしまったので、「タクシーの移動はどうですか」という声が社員の一人からあがり、そのまま採用されたのが『ランチタクシー』制度です。

あっという間に決裁されて、声があがった翌週の全体朝礼では発表されていました。ちょっと遠くに行って、なかなか帰ってこないこともあります(笑)。

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編:実際に『ランチタクシー』を使用されている方からは、どのような反応がありますか。
少し遠くとも美味しいお店に気軽に行けるので、とても喜ばれています。また、他部署のメンバーが同席していることが使用条件ですので、日頃の業務とは異なる交流も生まれています。

営業やエンジニア、プランナー、デザイナーなど部署ごとにミッションは異なりますが、全員でRettyというひとつのサービスを作っています。制度が活用されて新しい交流が生まれることで「こういうの、あったらいいよね」「最近リリースしたこれ、もうちょっとこうならないかな」「飲食店様から、こんなこと言われたんだけど」と議論ができています。

もちろん、そうした会話は普段からされていますが、場所を変えてランチという場所を活用することでより議論が深まることがありますよね。シャッフルランチは多くの企業で実施されていますが、Rettyらしい制度に進化したのが『ランチタクシー』だと思います。

権利を持っているのは社員だけですが、同乗者に制限はないので学生インターンや採用候補者を乗せてランチに行くこともあります。環境を変えて、普段とは異なるコミュニケーションの場を創ることが大事ですよね。切り替えなのかなと思います。

 

編:『Retty Happy Bar』も気になるのですが、ホストの企画で記憶に残っているテーマはありますか。
カスタマーサポートのメンバーが企画・開催した「ユーザーさんのことを考えるナイト」はおもしろかったですよ。

カレーで有名なユーザーさんがいらっしゃるのですが、その方に美味しいカレーのレシピをお聞きして再現、みんなで食べる会でした。同時に、Barカウンタースペースにユーザーさんからいただいた声を貼り出して、みんなで見られるようにしていました。

目の前の仕事が忙しいと、没頭して目の前のことしか見えなくなり、ユーザーさんのことを忘れてしまうことも起こりがちです。こうしたテーマを設定することで、多くのユーザーさんに支えられてRettyができていることを再認識できます。

最初は新しく入社する人がホストとなり「その人のことを知る機会にしよう」という企画でした。今は挙手制になっていて、テーマとやりたいことを提案してもらっています。ホストになりたがる人は多くて、毎月必ず手が挙がっています。

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編:『ランチタクシー』と同じように現場主導の企画なんですね。
まだまだ小さい規模の会社ですので、一人ひとりの主体性が重要な要素です。ですので、現場から出てきたアイデアは積極的に採用するようにしていますし、採用されたアイデアへの参加を全体に促しています。

例えば先日もインターンから「社員の人をランチに誘いやすくしたい」という話があったので、社内のチャットツールにランチを呼びかけるグループを作ってもらい運用を始めました。

すると、ランチに行きそびれた人や遅いランチに行きたい人を救えて、かつ今までとは異なる意外な組み合わせでランチに行く機会になるかもしれないという話になり、『エンジョイランチ』という取り組みに進化しました。

「今日、担々麺行きたいんだけど」「2時にランチ、行ける人」といった発信が起こり、活発に使用されています。

 

編:逆に、会社からトップダウンで発信されることはあるのですか。
会社からトップダウンで「こういうことをしよう」と発信されることはなく、発信されるときも「『エンジョイランチ』をインターンの◯◯くんが考えてくれたから活用しよう」というメッセージだったりします。

会社のフェーズは、一人ひとりが課題を発見・設定して、自ら実行しながら解決していくことを求められているフェーズです。会社のメンバーはこれだけしかいないので、自分で解決しないと放っておいても仕方がありませんからね。

やはり、それぞれが自分の仕事だけではなく、事業ひいては会社を大きくしていくことを意識しているんだと思います。代表を始めフラットな風土なので、いいアイデアであれば「やってみよう」とすぐに判断が出て、意見も言いやすいと思いますしね。

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編:今後、Rettyが成長する中で必要になってくることは何でしょうか。
部署を超えたコミュニケーションはより意識する必要があると思います。違う部署同士が理解できずに発生するコミュニケーションの齟齬は、今後出てくる可能性があります。

そこを意識した施策を先駆けて実施すると同時に、そうした状況が発生したときにこちらが気づける、アラートを出せる施策も打ち出していきたいです。

何より大事なことは、「自分たちが会社を創っていくんだ」というマインドをどれだけ維持できるかですよね。まだ意思決定の透明性が高いため当事者意識を高く持てますが、知らないところで何かが決まり始めたり、大きな動きがあったりすると、「自分が何をしても変わらない」と途端に諦めが入る可能性があります。

この1年くらいで20〜30人くらいが入社しているので、この新しいメンバーをいかに巻き込んでいけるのかが、これからRettyが200人、300人と成長していく際の鍵になります。

社内制度は、会社のフェーズや起きている課題によって常に進化させていくことが大事です。作った制度を変えたくないとはまったく思っていなくて、『ランチ自転車』も『ランチタクシー』へとフレキシブルに進化させました。今後も、現状やニーズに応じて制度を変えながら、Rettyらしいカルチャーに落とし込み、メンバーを巻き込んでいきたいと思っています。

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筆者:中島浩太

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