2015/06/26

3000人がビジョンに向き合う日!リクルートキャリアの『VISION MISSION DAY』

新卒学生向けの就職支援サイトリクナビや、社会人向けの転職支援サイトリクナビネクストを運営する株式会社リクルートキャリア。彼らは個人のキャリアと企業の人材戦略に向けた支援を行っている。

“私たちが目指したい未来=VISION”と“私たちが果たす社会的使命=MISSION”を掲げているリクルートキャリアでは、その実現と達成に向けて加速することを目的に、全社員(約3,000名)が一同に会する“VISION MISSION DAY”という社員総会を行っている。

※リクルートキャリアのVISION MISSIONはコチラ
http://www.recruitcareer.co.jp/company/vision/

もともとリクルートには古くから半期、または4半期ごとに事業会社単位・部単位で社員を集め、“キックオフ”と称した社員総会を開催する文化がある。会社のビジョンの浸透、優秀社員の称賛、ナレッジの展開、社員の慰労を目的に実施している。

2012年、株式会社リクルートは分社化したもののキックオフ文化は引き継がれ、人材採用広告事業、斡旋事業、選考支援事業を展開する株式会社リクルートキャリアも、下記の通り社員総会を実施している。

VMD歴史

本日紹介するVISION MISSION DAYは、リクルートキャリアで独自に進化を遂げてきた社員総会となっているそうだ。このVISION MISSION DAYに対する想いについて、社内広報グループのマネジャー津賀さんと秦野さんに伺った。

編:そもそもVISION MISSION DAYはどんなイベントなのでしょうか。また開催の経緯も併せて教えていただけますか?
リクルートキャリアが掲げているビジョン・ミッションの実現と達成に向け、進捗や戦略を共有し、兆しを感じ合う場として、全社総会を『VISION MISSION DAY』と名付けました。

リクルートキャリアには大きな事業本部がいくつかあるのですが、2012年4月から事業本部単位、その下の統括部単位でそれぞれキックオフを行っていました。その上でさらに全社員を集めて社員総会も実施していたのですが、「改めて全社で集まる意味ってなんだろう」という議論が2013年10月くらいから始まりました。

その末に、やはり僕らはビジョン・ミッションを本当に実現しようと思っているので、年に一回、ビジョンとミッションに立ち戻って、これを目指すんだということを感じてほしい。また、一年ごとにどれくらい進化しているのかをちゃんと確認する場。そんな場を10年単位で楔(くさび)のように置こう。そんな経緯のもと経営と一緒に創り上げてきました。

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元採用グループの経験からリクルートキャリアの人に対する熱さを語って下さった秦野さん

 

VISION MISSION DAYの1日の構成

編:VISION MISSION DAYはどのようなプログラムの1日になっているのでしょうか。
大きく分けると3部構成です。第1部が“VISION MISSION STRATEGY”。経営からのメッセージや戦略共有をパネルディスカッションや映像を通して伝えるパートです。

第2部が“VISION MISSION AWARD”。リクルートキャリアで生まれた全ての挑戦を代表する仕事を9つ選出し(2015年実績)、それぞれの受賞者がプレゼンテーションを行います。

そして第3部は、“VISION MISSION PARTY”。食事と飲みものが振る舞われ、社員参加の催しものも行いました。

 

編:3部構成にしたという狙いはどこにあるんですか?
1部ではビジョンを実現した時の状態を経営層からイメージを共有し、高い視点を社員に持ってもらう。続いて2部では、「自分たちの仲間がこのレベルまで行っているのか」と感じてもらうことを狙い、「自分も受賞者のような仕事がしたい」という憧れや、「ビジョン・ミッション達成にもっと近づきたい」という気持ちを醸成する狙いがあります。最後の3部では1日の締めとして、頑張ってきた社員への慰労やモチベーション向上、事業本部の枠を超えた交流を目的にパーティーを行います。

 

編:なるほど。特に気をつけているポイントなどあればお教え頂きたいのですがいかがでしょうか。
ビジョンとミッションは物凄く難易度が高いことを言っているんです。今の延長線上じゃなくて、経営の角度を変えていかないと到達できないものを置いている。だからこそビジョン・ミッション達成の道筋が、1部から2部への流れの中で徐々に見えてくる構成を考えています。

その中でも、最もキーとなるのが、アワードです。そもそも戦略という大きな方向性があるものの、社員に感じ取ってもらいたいのは、「一人一人の目の前の仕事から必ず社会が変えられる」ということ。アワードが大事にしているこのコンセプトを強くメッセージしています。

 

事務局の葛藤

編:ビジョン・ミッションそれだけを考える一日とおくことに対して、それに対する社員の方々の反応って、どうでしたか?
VISION MISSION DAY全体にはそんなに違和感はなかったんですけど、VISION MISSION AWARDに関しては様々な意見が出ましたね。VISION MISSION AWARDを会社としての最高栄誉とみているので、「業績上げた人が一番偉いんじゃないの?」という声は真っ先に出ました。

 

編:なるほど。業績だけに紐づく観点ではないということですね。
はい。扱うサービスや料金も様々なリクルートキャリアで、単純な業績で全社No.1を決定するのは難しい。あくまでも共通のビジョンミッション達成の兆しを表彰する制度としてVISION MISSION AWARD受賞と置きました。

VMA概要

 

VISION MISSION AWARDの特色

編:そうするとアワード出場者の選出基準が少しイメージしづらいのですが、もう少し詳しく教えて頂くことはできますか?
たしかに現場の社員、マネジャーからは「じゃあそのために何をすればいいんですか。」、「本当にそれを表彰していいんですか。」のような声は出ていました。ただ審査観点に入れているのは、ミッション達成につながる一人一人のこだわりどころ“バリュー”です。 バリューは日ごろの仕事への取組みにおける「こだわりどころ」として設定しています。

VMA歴史2

上記の3点です。単に変化を受けて対応するのではなくて、変化を自ら作り出すことが重要です。

これらの観点を高いレベルで満たしているメンバーが選出されるので、必然的にビジョンミッション達成の兆しを体現している仕事がアワードにあがってくる仕組みとなっています。バリューを体現し続けられれば、ミッションに近づくのです。

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VISION MISSION DAYに関する社員からの実際の声

編:イベント後ビジョンミッションに関しての会話とか議論ってどうですかね。社内で増えたりしますか?
わかりやすく会話としてというわけじゃないのですが、マネジャーから「当日の映像が欲しい」、「アワードの映像が欲しい」という声は終了後すぐに上がってきましたね。「もう一回メンバーに仕事の意義や目指すべき姿を再認識してほしい。」とか「当日参加不可能だった業務委託、アルバイト、欠席者の方々にも共有して、同じ気持ちでやってほしい。」という事務局としては嬉しい反応がありました。

 

VISION MISSION DAYの意味

編:一方現実的な話として、会社によっては、日本中に散らばる社員が1日かけて社員総会に参加するくらいなら、一円でも売り上げをあげてほしいという話もあるかと思います。そこについてはいかがですか。
多分ここは理屈を完全に超えた話だと思います。忙しい中、お金をかけて、日本全国から社員を集めているのは、まぎれもない事実。 ただし、それでも3000人が集まり、その場でビジョン・ミッションだけを考えている。そこに意味がある。この事実だけで、社員には「うちの会社はやっぱりビジョン・ミッションを大事にしてるんだな」って改めて伝わるんだと思います。

また、「テレビ会議システムを利用してできるんじゃないの」という声もあります。ただここに対しても、絶対リアルにこだわっています。人と直接会うからこそ、感じ取れるものは絶対あるはず。全く目にみえない価値ですけど、すごく大事にしてるんです。

そうしてVISION MISSION DAYの1日を終え、皆が元気をためて、日本全国に戻っていければそれでいい。そう思います。

 

編:元気をためて、また明日からビジョンである働く喜びあふれる社会創りを目指し、各社員がそれぞれの場所で頑張っていくんですね。
そうですね。日々忙しい日常の中で、一つ一つの仕事がビジョン・ミッションに繋がっているんだと感じて、戻って行く日であれば、すごく良いなと思っているんです。この一日で感じたことをヒントにして明日からやってみようと。一年に一回でもこんな日があれば必ず進化していくと信じていますね。

 

VISION MISSION DAYと社会との接続

編:VISION MISSION DAYの先には、勿論ビジョンミッションを本気で達成することがあると思うのですが、それが実現した時の世界ってどのようにイメージされていますか。教えて頂けますでしょうか。
子供が働く大人を見て、働いたら楽しそうだなとか、ワクワクするなとか感じられる。そんな世界のことを想像していますね。 ただ、もっと身近な話をいうと、例えば、ある社会人が前の会社を辞めて、送別会があって、新しい会社の入社式があって歓迎会が行われる。転職にはそんな一連の流れがあります。僕たちは、ここに介在できる位置にいる。

転職によって、今以上の働く喜びが感じることができ、イキイキ働ける環境に出会える。そんな瞬間を一つでも多く増やし、世の中に伝播していく。そんな世界を実現する。僕たちはそこに挑戦しなければいけないと思うんです。

vmd4津賀さんはビジョンミッション達成に向けたリクルートキャリアの本気度を語ってくださった。

 

これからのVISION MISSION DAY

編:今後VISION MISSION DAYをどうしていきたいとか、こうなると良いみたいなビジョンがあればお聞かせいただきたいです。
VISION MISSION DAYの場に足を運ぶことでリクルートキャリアがわかるというか。大事にしていることを肌で感じることができる。言わばVISION MISSION DAYこそがリクルートキャリアのブランドとなるようなイメージでしょうか。

あとは今後、社会に開いていきたいと思っています。例えば、働くっていうことに関してはVISION MISSION DAYにいくとわかる。高校生とかに聞いても「ああなんか知ってる。行ってみたら働くっていうことがわかる場だよね。」みたいなコミュニケーションが当たり前になるくらいにしたいですね。

または、アワード出場者がリクルートキャリアの人だけじゃなくなるとかも凄い面白いかなと思っています。規模も今以上に大きくなって、日本全国何箇所かを中継して、VISION MISSION DAYスリーデイズ開催とか(笑)。 多分、社員もそこまで社会的にインパクトのあるイベントを自社が開催しているとなれば、すごい誇りだと思うんですよね。

夢みたいな話かもしれないですけど、10年後、20年後そういう風に進化していくことを想像するとワクワクしますね。

筆者

CAPPY編集部

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