2015/09/04
『インターネットマーケティングを通じて豊かな世界を実現する』ことをビジョンに掲げ、ポイントサイト「モッピー」を中心としたポイントメディア事業ならびにHRメディア事業を展開している株式会社セレス。
今年、設立から10年を迎え、人員増加に伴いオフィスを移転されたとのこと。新オフィスのコンセプトは”ブルックリンスタイル”だとか!?
モッピーとキャッピー。どこか似た響きに親近感を覚えながら、早速お邪魔してきました!そして代表取締役社長の都木聡さんに、「オフィスにかける想い」と「セレスの企業文化」について、お話を伺いました。
エレベーターを降りるとダウンライトに照らされた看板がお出迎え。どうやらエントランスは右側のようです。
エントランスは、落ち着いていながら心地よい明るさで開放的。モダンヴィンテージという、ブルックリンスタイルの特徴が出ています。
受付用の電話機もこんなアンティークを使用。ただ、社内から「来訪者の方に分かり辛いのでは?」という声があがっているんだとか…(笑)。私は遊び心を感じられて、好きです。
天井はダクト剥き出しで、どこか荒々しくもスタイリッシュな雰囲気。
ブルックリンスタイルに彩りを加える小物の数々part1。
観葉植物を入れる鉢も、もちろんテーマ感に合わせた特注品です。
フロアマップは壁に転写されています。会議室は4つ。「CAFE」は従業員がリラックスできるコミュニケーションスペースだそう。
こちらが会議室のひとつです。古きよき匂いがしてきますね。
そしてこちらがコミュニケーションスペース。訪問した際も、多くの方が談笑したり、お昼を食べたり、集中して作業をしていたり。思い思いに空間を活用していました。天井にプロジェクターが付属しているので、ちょっとした部署の集まりに使用することも。
ファミレスのようなテーブルスペース。各テーブル、天井からロールカーテンを下ろすことが可能で、用途に応じて周囲からの視線を遮断、集中できる環境に変更できます。当然、足元にはコンセント完備です。
そして、やはりここにもブルックリンスタイルに彩りを加える小物の数々part2が。”CERES”のロゴが鈍く光ります。
コミュニケーションスペースからはバルコニーに出ることができます。天気のいい日には青空と青山の街並みを眺めながら、リラックスしましょう。
編集部(以下、編):新しいオフィスをデザインする際、大事にしたことは何ですか。
デザインコンセプトは取締役副社長の野崎とデザイン会社で詰めていきました。「セレスにとって居心地のいい空間って何だろうね」ということがコンセプトの根底にあります。
私たちはメディア企業で、営業会社ではありません。メディアは行動量を増やして頑張れば売上があがるものではなく、創意工夫やクリエイティブによって創りだしていくものです。
ですので”居心地の良さ”、これはオフィス内での働きやすさだったり、コミュニケーションの取りやすさだったりしますが、そうした創意工夫やクリエイティブを刺激する要素を優先して考えていきました。
編:ちなみに以前のオフィスはどのようなオフィスだったのですか?
以前は執務スペースのみのオフィスでした。また、企業成長に伴う人員増加で入りきらなくなり、移転前には2つのビルを借りている状況で。そうなると、やはり拠点間のコミュニケーションロスが生まれていました。
今はワンフロアで全員が働いていて、誰がどこで働いているか、見渡せるようになりました。当然、コミュニケーションは圧倒的にとりやすくなりました。
また、ご覧いただいたようにテーマ性を持たせて空間デザインにこだわることで、この場で働きたくなるようなオフィスに仕上げました。出社すると社員が”アガる”、とでも言うんでしょうかね(笑)。新設したカフェスペースも凄く好評です。
編:そのカフェスペースはどのように使われていますか?
昼食や休憩時間に使う以外にも、ベンチシートやカウンターで仕事をしている社員もいます。ロールスクリーンを下ろして個室感を出すこともできますしね。完全に隔離された集中ルームを設置されている企業さんもよく目にしますが、弊社ではそこまで閉鎖された空間にはしたくありませんでした。しかし、その中でも”切り替えができる空間を”ということで、このような形式にしています。
ちなみに、執務スペースはあえて”仕事をするスペース”として、ごく一般的なオフィス空間にしています。
執務スペースもエントランスと同様のテーマで統一することもできますが、私は仕事を進める上でオンとオフを明確に区切ることが大事だと思っていますので、上手く切り替えながら仕事をしてほしいですね。
編:都木さんはセレスにおける”働き方”について、どのように考えられていますか。
私は新卒で入社した会社も、その次に入社した前職も、ベースは営業会社でした。先程もお話したように、営業会社であれば各々が掲げている営業目標に対していかに走るか、が重要になってきます。対してセレスはメディア企業ですので、ゼロからイチを作っていかなくてはいけない。そこには大きな違いを感じます。
「ゼロからイチ」といっても、まったく新しい事業を生み出してほしいという壮大な話をしているわけではありません。どんなに小さな仕事でもいいので、上から言われてやるのではなく、自ら起案をして、自ら推進をしてみる。これだけでも「ゼロからイチ」と言ってもいいと思っています。
社員がそうした行動が起こしやすいように、フラットな組織、権限委譲を意識した組織づくりをしてきました。仕事の仕方もあれこれ口出しをせず、自由にしています。社員からも「職位を気にすることは少なく、”人 対 人”のコミュニケーションが大事にされている」という声も出ています。
編:今後どのような会社を目指していますか。
今後も生み出すことを担い続ける集団でありたいですね。我々はインターネット業界、成長中のスマートフォンマーケットに身を置いていて、新しいことにどんどん挑戦できる身軽なベンチャー企業です。やれる環境はあります。そこで”一歩踏み出す”、そんな意思を持っていたいです。
人員も、これまでは中途採用のみでしたが、今まさに2016年4月入社の新卒採用を始めています。弊社が運用するメディアのユーザー様も様々な方がいらっしゃいます。ダイバーシティの観点含め、様々な目線を社内で持ち合わせていることが必要です。
ただ、最終的に内定を出すのは私ですので、無意識に均質化してしまわないように注意しなくてはいけないですね(笑)。
インナーブランディングや社内コミュニケーション施策の企画・設計に関連するノウハウを、お役立ちブログで公開しています。
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この記事の著者
中島 浩太