2014/09/23

社内広報交流会を開催しました。【CAPPYセッション Vol.2】

8月某日、ビースタイル(人材派遣)、イングホールディングス(採用広告代理店、以下イング)、ゆこゆこ(旅行情報サービス)3社の社内広報担当者交流会(=”CAPPYセッション”)を、ビースタイル新宿本社オフィスにて開催いたしました。ざっくばらんにお互いの社内広報テーマや課題などを情報交換できる場となりました。

※写真左から2番目がゆこゆこ笠原さん、同右が順番にイング新藤さん、ビースタイル宇佐美さん、兒玉さん(左端がCAPPY編集部 山上)

社内でやってることを社外に自慢できると価値が上がる。

(編集部)―ビースタイルさんは今年「働きがいのある会社ランキング」TOP20にランクインされました。社内コミュニケーションにはどのように力を入れてらっしゃるのですか?

「情報共有ということでいうと、「ビースタイルテレビ」略して「ビッテレ」という動画社内報を以前やっていました。社内のイベントや目標達成している社員にインタビューをしたり、毎週トピックスに順位をつけて放映していました。社内にモニターが3つほどあって、そこにパワーポイントのスライドショーをずっと流しておくんです。この取り組みをきっかけに動画コンテンツを制作する会社が独立しました。

他にも、部署を超えたチーム単位で実施する社内研修“ビースタイルビジネススクール(BBS)”や、直属ではない役員と面談をする“1on1”をはじめ、社員旅行だったり様々な制度があります。

自然体でみんな仲良くしようよ、と勝手にコミュニケーションをとってくれる状態が一番。制度っていうのはあくまでそれを起こりやすくするためのもの。強制的にやってもらうとあまりいいことが起きないような気がしています。

これからのテーマは、「どうすれば社内広報が採用に役に立つか」。放っておいても人が集まってくるような会社にしたいですね。求職者と社員で心がずれていない状態でマッチさせたい。社内報は社内向けなんですけど、求職者や社外の方にも自慢できるように見せられれば価値が上がるんじゃないかとおもいます。

抱えている課題感としては、さまざまな施策や取り組みが途中で頓挫してしまうことです。他の企業では皆さん、どうされているのでしょうか。。」(ビースタイル 宇佐美さん・兒玉さん

 

制度がなくても、経営と現場の距離がめちゃめちゃ近い文化。

(編集部)―イングさんは2014年モチベーションカンパニーアワードで2位を受賞されています。その点いかがですか?

「社内報はキックオフでの表彰者の共有や新人の紹介が主な内容です。社内報特別号として、営業の受注速報や結婚祝い・出産祝いなどを全社にお知らせしています。
現在、グループ会社合わせて社員は160名ですが、社長とメンバーが会話したり、飲みに行ったりする機会が多くあります。そういう意味で社内コミュニケーションの面で苦労はないですね。経営と現場の距離はめちゃめちゃ近いです。役員や上司がメンバーのプライベートのことまで深く知っています。メンバーに恋人がいるとか、もうすぐ別れそうだとかまで知ってますよ(笑)」(イング 新藤さん)

 

 みんな、他部署の事を知りたがっている。

(編集部)―ゆこゆこさんは今年4月に社内報『ゆこ綱』を創刊されたそうですね。何か見えてきた事はありますか?

「1つは、アンケートの結果から社員みんなが他部署の事やあまり関わりが無い人のことを知りたがっているんだなと分かりました。

もう1つは、拠点の離れている部署は、自部署を取り上げてくれるだけで嬉しいと言ってくれること。自分たちの部署がこんなことをやってるんだというのを知らせたい気持ちもあるんですね。

その両面を満たせる媒体になれば、社内報をやっている意味があるんじゃないかなと思います。

当初、社内報はWEBで立ち上げましたが、せっかく発信してもちゃんとリーチしていないなと感じていました。社風なども考慮した結果、紙媒体に切り替えました。毎回、社員230名分を印刷し、一人ひとりに手渡ししています。」(ゆこゆこ 笠原さん)

課題ありきではなく、「どうありたいか」ベースのコミュニケーションがうまくいく。

(編集部)―最後に、社内報などの施策を継続していくうえで一番大変なことは何でしょうか?

「これをやったら面白そうだなってところから始めるので、ここをどうにかするために何かしようというスタートではないですね。課題ありきではなく、どうありたいかが先です。」(イング 新藤さん)

「なるほど。。ちゃんとネタを考えていかないと、役員会を通らないなって気がしちゃうんで、難しく考えちゃうのかもしれません(笑)」(ビースタイル 宇佐美さん・兒玉さん)

「分かります!うちも編集会議をやるときに「それ本当に面白いの?」という部分にはすごくこだわっています。でも、半信半疑で生み出したコンテンツが社員には好評だったりすることもあるし、あまり難しく考えなくてもいいのかもしれないなと感じています。(ゆこゆこ 笠原さん)

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今回の2時間のセッションを通じて、社内広報はやっぱり「アナログ感」がうまく会社や人の魅力を引き出しているなと感じました。「自分たちがやりたいことをやる。」という純粋な意志が、施策や文化の継続・浸透の秘訣なのではないかと思います。ここに書けない話もたくさんありましたが、成長企業3社の今後の発展がとても楽しみです!Vol.3もこの秋に開催・レポートする予定です。

筆者

CAPPY編集部

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