アセットマネジメントからM&Aまで、不動産に関するさまざまなソリューションを提供する株式会社マックスリアルティー様(以下、マックスリアルティー)は、設立20周年を記念してステークホルダーを招いた周年式典『設立二十周年の会』を実施するとともに、式典の模様を図録化した周年記念誌『MAX-REALTY 20TH ANNIV. EVENT MEMORIAL BOOK』を制作しました。
今回の『設立二十周年の会』は、株主を中心としたステークホルダーの方々を招き、マックスリアルティーについてあらためて理解を深めていただくことをテーマに企画・設計されました。ゼロインはこの20周年において、周年式典『設立二十周年の会』の企画サポート、各種手配・調整、イベント当日の運営サポート、映像制作、周年記念誌『MAX-REALTY 20TH ANNIV. EVENT MEMORIAL BOOK』の企画・ディレクションなどで、プロジェクトの成功をお手伝いしています。
周年プロジェクトで事務局を務めたみなさんに、取り組みやゼロインのサポートについてお聞きしました。
お客様情報
目的
施策内容
ゼロインのサポート内容
マックスリアルティーは今回の20周年において、ステークホルダーを招いた周年式典『マックスリアルティー設立二十周年の会』を開催しました。また、式典当日の模様を写真と漫画でまとめた周年記念誌『MAX-REALTY 20TH ANNIV. EVENT MEMORIAL BOOK』も制作しています。
周年式典は、第一部と第二部に分けた二部制で実施されました。第一部では、着席形式で食事をとりながら、映像やスピーチ、歓談が行われました。中締めを挟み、第二部ではマックスリアルティーのカルチャーを感じられる余興コンテンツを中心に会が進行しました。
『設立二十周年の会』第一部は、参加された方の注目を集め、式典の始まりを告げる15秒程度のオープニング映像から始まります。
設立からの20年を、ナレーションつきのVTRで振り返ります。マックスリアルティーが設立された2002年の景況感や時代背景の紹介に始まり、設立から現在に至るまで、マックスリアルティーに関わってこられた関係者のインタビューを交えながら、歩んできた道のりを伝えます。
第二部のメインコンテンツであるテーブル対抗クイズの企画動画です。マックスリアルティーにちなんだ全4問のクイズを実施しました。「クイズ出題」「クイズの正解」の動画をそれぞれ制作しているので、この余興コンテンツだけで全8本の動画を制作しました。
第二部の終わりに投影するエンドロール映像も制作しました。当日列席されたみなさまのお名前を、キックオフや社員旅行など20年の思い出の写真とともに投影しています。映像は、代表取締役執行役員社長 辛島秀夫さんによる手書きのメッセージで締めくくっています。
『MAX-REALTY 20TH ANNIV. EVENT MEMORIAL BOOK』は、式典当日の模様をまとめた周年記念誌です。第一部と第二部でそれぞれ冊子を分けて制作し、一部は漫画、二部は写真でまとめています。
ゼロイン:周年式典『設立二十周年の会』はどのようなイベントだったのでしょうか。
『設立二十周年の会』は、当社の株主である株式会社三井住友銀行、三井住友ファイナンス&リース株式会社、SMFLみらいパートナーズ株式会社、株式会社ザイマックス、親密会社ほか、関係会社の方々をお招きした周年記念式典です。
各社に支えられて20周年を迎えられましたので、しっかりと感謝をお伝えするとともに、さらなる発展に向けて「マックスリアルティーのことをより知っていただく」ことを、重要なテーマに据えて企画しました。
ゼロイン:なぜ「知っていただく」ことを重要なテーマに据えたのでしょうか。
周年式典にお招きするのは、株主である会社の代表や役員の方々が中心です。10周年の際にも周年式典を実施していますが、10年が経過し、そうしたポジションには新しい方が着任されています。当社の設立経緯や変遷をご存じない方もいらっしゃいますので、あらためてマックスリアルティーについてお伝えすることで理解を深めていただき、今後の関係性につなげたいと考えました。
そこで第一部では、「どのような経緯でマックスリアルティーができたのか」「どのようにステークホルダーの利益に貢献してきたのか」「これから起こり得る課題に対して、マックスリアルティーは何ができるのか」など、歴史や事業価値をお伝えする設計にしました。
そして第二部では、「遊びも仕事も全力で楽しむ」という当社の企業文化も知っていただくため、エンターテインメントに振り切ったコンテンツを準備して、細部までこだわってつくりあげました。
ゼロイン:第一部、第二部で記憶に残っていることはありますか。
第一部では、20年の歴史を振り返る映像を制作して式典の冒頭で投影しています。マックスリアルティーのことを十分にご理解いただけていない方でも、会社の成り立ちやこれまでの貢献について、映像を活用したことで分かりやすくお伝えできました。
ゼロインさんに制作いただいた映像のクオリティが高くて、列席者のみなさんが吸い込まれるように見ていたことが印象に残っています。
第二部では、着席のままでも楽しめるように、テレビ番組をイメージしたクイズ企画を行いました。このクイズはクオリティにこだわり、参加者のみなさまから非常に高い評価をいただきました。事務局でクイズのナビゲーターも担ったのですが、役目を終えて会場から退出するときに、参加されたみなさんが笑顔で見送っている姿を目にして本当に満足いただけたのだなと安心しました。
懇親会や宴会芸は、マックスリアルティーにおける重要な文化の一つと言っても過言ではありません。異なる企業文化から集まったメンバーが一緒になって場を盛りあげることに本気になれる。そうしたマックスリアルティーらしさが発揮された企画だったと思います。
この20周年式典を実施して以降、各社との距離がいままで以上に近づいたことを肌身に感じています。さまざまな相談ごとをいただき、実際に新しい仕事も動きだしています。「何かあったらマックスリアルティーに相談してみよう」「マックスリアルティーなら何とかしてくれるのではないか」、そうした印象を持っていただけたのだと思います。
ゼロイン:実際にプロジェクトを終えて、ゼロインのサポート内容や関わり方について、印象に残ったことを教えてください。
ゼロインさんは周年プロジェクトの実績を豊富に持たれていたので、ステークホルダーを招いた周年イベントの過去事例を紹介いただけたのは助かりました。どのようなステークホルダーに対して、どのようなコンセプトで、どのようなメッセージを伝えられるのか、大変参考になりました。
また、プロジェクトを円滑に進めるには社内での合意形成も重要なポイントです。そうした社内の巻き込み方についてもサポートいただきましたよね。
プロジェクトを進めていくと、辛島をはじめ社内から「こんなことができないか」とアイデアが次々に出てきます。事務局の我々は本当にそんなことが実現できるのかと不安になることも多かったのですが、ゼロインさんに相談しながら実現の方法を一緒に考えたことが記憶に残っています。
ゼロイン:一時期は毎日のようにメールと電話でコミュニケーションを取っていましたよね。
ゼロインさんは、私たちが大事にしている考えや価値観をしっかりと汲みとってくれて、それらを押さえたうえで実現方法を提案してくれます。外部パートナー企業に仕事を依頼すると、その会社が得意とするサービスありきの提案をいただくことも多いですが、ゼロインさんは当社の考えを尊重し、柔軟に提案してくれるスタンスを常に感じていました。
また、当社の文化や特徴を理解してくれていることで、社内メンバーと一緒に仕事をしているような、良い意味での距離の近さを感じながらプロジェクトを進められました。文化面の理解は提案にも生かされていて、「実はこういうことをやりたいんじゃないですか」という投げかけや、逆に「ここまでやらなくても良いんですか?」と、私たちの心に火をつけにくるような問いもありました。
そうしてつくりあげたものは、最終的に想像していた以上のクオリティに仕上がりました。プロジェクト全体のプロセス設計やプロジェクトマネジメントにも満足していますが、何より映像やイベント当日のオペレーション、周年記念誌まで、最終的な成果物は感動を覚えるレベルです。
ゼロインさんにプロジェクト参画いただけたことで、アイデアの幅が広がりましたし、実現に際しての懸念点や代替策まで気を配りながら進めることができました。映像や漫画に関してまったく制作経験のない素人が頭を悩ませながら取り組みましたが、飛躍的に魅力もクオリティも高めることができて、依頼して本当に良かったと感じています。
この記事の著者
中島 浩太
株式会社ゼロイン
2008年、株式会社ゼロインに新卒入社。インナーブランディング・社内コミュニケーション施策をプロデュースするコミュニケーションデザイン事業、ゼロインの管理部門、新卒採用担当、新規事業を経て、現在はコーポレートブランディング室において広報(社内広報・社外広報/PR)とマーケティングを担当。
インターナルブランディングの魅力的な取り組みを紹介するウェブメディアCAPPYの編集長として、さまざまな企業における企業文化づくりや組織活性化の取り組みを取材。