スタートアップとして急成長するR社様は、泊まれる小学校を舞台に「全社総会」「運動会」「社員旅行」を同時開催しました。創業から5年を過ぎ、新たな方針の伝達と、その内容を体感できるイベントとなりました。
お客様情報
舞台は群馬県。当日は全国各地から社員が一同に集まり、3台のバスにて会場を目指しました。
1日目は会場に到着後、新年度のキックオフとして全社総会を開催。全社の方針説明、社員表彰を行いました。その後、天然温泉施設で入浴と夕食を済ませ、懇親会を開催しました。
2日目は運動会。あいにくの雨模様でしたが、体育館を利用して競技を実施。競技名は、全社で掲げている行動指針や前日の経営メッセージを想起させるもので、2日間で個人と会社との接続をしっかりと意識する内容です。
盛り上げ施策として、学生時代を思い出すような”旅のしおり”を作成し、事前に配布しました。また、運動会ではチーム別のTシャツやスティックバルーンを制作することで一体感を醸成。特にスティックバルーンは体育館内に音が反響し、非常に効果的なツールとなりました。
社長の強い想いから実現した今回のイベント。1泊2日を通じて、会社を頭と身体で”身近に感じる”ことに目的が置かれました。
開催されたのは、新年度開始直後の4月上旬。全社総会の翌日に運動会を実施することで、頭で理解した全社方針や新組織を翌日の運動会で体現することになり、理解の深化、さらに会社としての一体感を醸成するという狙いがありました。
R社様は全国に営業所があるため、すべての社員が日常的に顔を合わせる機会はありません。そこで1泊2日を濃密な時間にすることが、社員同士の意識の統一・一体感の醸成には効果的だったのです。
創業から5年で社員数は100名を超え、大きく成長してきたR社様。社長は、社員の前向きな行動力や真剣に取り組む姿勢を直に見ることができ、自分が考えていた以上の資質を感じたといいます。
社員からも、普段離れた拠点で働く社員と仲良くなれるのか、開催前は不安があったようですが、「すんなり仲良くなれた」「楽しかった」という声が多数寄せられ、非常に満足度の高いイベントとなりました。
担当者の想い
「青空の下で、みんなで運動会をしよう!」という社長のご提案から動き出した運動会。当日はあいにくの雨でしたが、熱いまなざしで競い合う社員のみなさんの姿が印象的でした。
方針共有の場面でどれだけ壮大な言葉を並べても、最後は社員一人ひとりの行動に表れなければ意味がありません。No.1を目指すとはどういうことか、一致団結して取り組むとはどういうことか。実際にチームを組んで競い合う運動会は、その疑似体験ができる場でもあります。ムカデ競争で走者交代する際、チーム全員が応援席から出てきて紐の付け替えを手伝っている様子に大笑いしながら、本当に素敵な方たちだと心が動かされました。
実行委員のみなさんも、「本当にみんなが楽しめるだろうか」「混乱なくスムーズにアテンドできるだろうか」と真剣に向き合っておられ、少しでもそのお気持ちをカタチにできるようお手伝いさせていただきました。これからも、企業で行う運動会の可能性を発信していきたいと思います。
この記事の著者
中島 浩太
株式会社ゼロイン
2008年、株式会社ゼロインに新卒入社。インナーブランディング・社内コミュニケーション施策をプロデュースするコミュニケーションデザイン事業、ゼロインの管理部門、新卒採用担当、新規事業を経て、現在はコーポレートブランディング室において広報(社内広報・社外広報/PR)とマーケティングを担当。
インターナルブランディングの魅力的な取り組みを紹介するウェブメディアCAPPYの編集長として、さまざまな企業における企業文化づくりや組織活性化の取り組みを取材。