森永乳業株式会社様が初めて実施したオンライン社内表彰イベント『Morinaga Milk Awards』の表彰式と『夢共創フォーラム』のイベント企画・運営をお手伝いしました。
お客様情報
ゼロインのサポート内容
森永乳業株式会社(以下、森永乳業)様は、2017年に創業100周年を迎え、森永乳業グループのコーポレートスローガン・経営理念を新たに策定しました。この新しいコーポレートスローガンと経営理念の体現に向け、森永乳業グループは「社員一人ひとりがみずから考え行動する自律型組織」を目指して組織づくりに取り組んでいます。
この自律型組織づくりの一環として、理念・行動指針の理解を深める『夢共創フォーラム』をCSR推進部が、社内表彰制度『Morinaga Milk Awards』を人財部とCSR推進部の共催で、それぞれ集合型イベントとして企画・実施してきました。
ところが2020年に流行した新型コロナウイルス感染症によって、社員が集まるイベントの実施は難しい環境になりました。そこで森永乳業様は、『Morinaga Milk Awards』の表彰式と『夢共創フォーラム』を初めてオンラインで開催することなり、企画・運営のサポートについてゼロインにお声がけいただきました。
イベント詳細「初のオンライン社内イベント!森永乳業グループの社内表彰制度『Morinaga Milk Awards』」はこちら
オフラインで開催していた集合型の社内イベントを、どのようにしてオンラインイベントへと切り替えたのか。ゼロインがお手伝いできた部分について、イベントを担当するCSR推進部CSR企画グループの大野奈美さんと人財部労政企画グループの福地久美子さんにお聞きしました。
ゼロイン:これまで実施されてきた社内イベントが、2020年は新型コロナウイルス感染症によって、集まることが難しくなりました。森永乳業様では、今回のような環境変化を受けて実施をどのように検討されたのでしょうか。
2020年の夏頃は集合型とオンライン、両方の実施方法を視野に入れて検討していましたが、感染者数が再度増加したことで、完全にオンライン開催の判断になりました。
ただ、社内イベントをオンラインでどのように実施すればいいのか、社内にノウハウがまったくなく、ツール選定や配信方法含めて方法が分かりませんでした。企画に関しても、参加型から視聴型に変わることで、見ている社員が飽きたり温度差が生まれたりすることを懸念していました。
ゼロイン:そうした不安や懸念がある中で、ゼロインにはどのような期待のもと、ご発注いただいたのでしょうか。
ゼロインさんには以前から『MMA』表彰式の運営をお手伝いいただいていましたが、今回はオンライン環境下での実施となり、社員の参加感をどのように高められるのか、企画や演出面など中身のアイデア出しをかなり期待していました。
オンライン社内イベントの運営ノウハウについても、他社事例含めて数多く持たれていたので、事前準備から当日運営までかなりお力添えいただきました。特にイベント前は電話で毎日のようにゼロイン中澤さんに助けていただき、密にコミュニケーションが取れて心強かったです。
『夢共創フォーラム』は今回初めてお手伝いいただきました。もともと一日かけて行うイベントが午前中のみの実施へと短縮される中、『MMA』の表彰式と同様に参加者の満足度に不安を持っていました。そうした不安に対してオンラインで盛りあげるアイデアをたくさん提案いただくことができ、さらにイベント中に流す映像ひとつひとつにまで、こだわって制作いただけました。
ゼロイン:ゼロインがお手伝いする中で、印象的だったことはありますか?
インターナルブランディングの基本的な設計は自社でもできますが、そうした抽象的なコンセプトをイベントや映像に落とし込んでしっかりと表現いただける技術はすごいなと思います。言葉ひとつ、フレーズひとつから、映像の見せ方、音楽の使い方まで軸が通っていて、そこは自分たちではできない部分です。
ゼロインさんは森永乳業グループのことをよくわかってくれているなと感じます。ご提案いただくときも、「トラエラ」(※MMAの表彰カテゴリ『トライアル&エラー大賞』のこと)や「活き活き」(※同様に『活き活き大賞』のこと)など弊社で使用している社内用語を、ゼロインさんも同じように使っていたことが印象的でした。
さらに「私なら、このコンテンツを入れますね」という、森永乳業グループの目線に立った提案をたくさんしていただきました。森永乳業グループの文化をここまでわかっていただける会社はなかなかないな、と感じています。
ゼロイン:ゼロインでも「顧客よりも顧客を知る」という言葉でお客様のことを徹底的に知り、同じ目的を実現する仲間としてお手伝いすることを大事にしているので嬉しく思います。今回のオンライン社内イベントを踏まえて、次回以降の構想はどのようにお考えですか。
『MMA』表彰式も『夢共創フォーラム』も、「やはり集合がいいよね」という話は出ています。しかしコロナ以前に戻ることは考えられません。集合しながら、同時にオンラインで共有する設計の仕方もあると思うので、今回の結果を踏まえてさらに進化させていきたいと思います。
100周年を機に社員参加型でつくりあげた「森永グループらしさ」の実現に向けて、今後も多くの社員に参加してもらいながら魅力的なイベントを実現していきたいですね。
企業におけるアワード・表彰式の基本的な考え方や、アワード・表彰式を成功に導くポイントを事例を交えながら解説します。
この記事の著者
中島 浩太
株式会社ゼロイン
2008年、株式会社ゼロインに新卒入社。インナーブランディング・社内コミュニケーション施策をプロデュースするコミュニケーションデザイン事業、ゼロインの管理部門、新卒採用担当、新規事業を経て、現在はコーポレートブランディング室において広報(社内広報・社外広報/PR)とマーケティングを担当。
インターナルブランディングの魅力的な取り組みを紹介するウェブメディアCAPPYの編集長として、さまざまな企業における企業文化づくりや組織活性化の取り組みを取材。