毎年、設立記念のタイミングで社員向け運動会を開催されてきたB社様。今年は休日に開催し、初めて社員の家族をご招待。社員と家族の相互理解が生まれるスポーツイベントを開催しました。
お客様情報
今回は渋谷の大型会議室を貸し切り、運動会を開催しました。社内運動会で多くの方が不安視されるのが、悪天候による開催中止。そこで屋内で広い会場も開催場所候補としてご検討いただき、天候の不安に左右されないフレキシブルな会場選びとなりました。
今回は総勢約200名の方が参加。前半の部・後半の部、約3時間のコンテンツで全7競技と大抽選会を行いました。お子様が積極的に参加できる競技や、キッズブース(エアトランポリンなど)の設置など、お子様連れでも安心して参加できる工夫によって、お子様の笑顔に大人が笑顔にされる、そんな心温まる空間でした。
B社様の社員の半数が普段は顧客先に常駐して業務を行っているため、社員が一堂に会する運動会はとても貴重な時間です。チームで動くことも多いB社様にとって、ダイバーシティ促進などの社会的背景も重なり、社員同士の「相互理解」の重要度があがっていました。今回は休日(勤労感謝の日)に家族を巻き込むことで、社員間の相互理解に加えて、会社と家族の相互理解の醸成まで狙いました。
当日はお子様を抱えた上司や先輩の姿など、社員のみの運動会では見られない新鮮な光景が広がりました。家族を紹介し合う社員同士の会話や、大抽選会でテーマパークチケットが当選した親子の喜ぶ姿など、家族がいるからこその空間は、とても価値ある時間となりました。
運営はボランティアスタッフとして手を挙げた社員が協力し合い、アットホームな雰囲気が自然と醸成されていました。
担当者の想い
事務局のみなさまにとっては初めての家族を招いたスポーツイベントであったため、実現可能性を探りつつも、B社様らしいイベントに仕立てようと共に考え、ご提案をさせていただきました。
運動会の会場選び、特に今回のような屋内会場では、天井の高さや床の材質などに注意する必要があります。会場によっては、ボールを使う事が禁止されていたり、床の材質によっては踏ん張りの発生する綱引きなどが禁止されていたりします。天候の心配がなくなる代わりに制約が増えるため、その会場で何ができるのか、実現したいことをある程度想定しながら綿密に打ち合わせる事が重要でした。
今回はこの会場の制約を踏まえた上で、参加者の方々の“楽しい”をどう創出するかを想像しながら設計をしたことが、B社様らしいスポーツイベントをつくれた要因だと考えています。
近年増加している社内運動会やファミリーデーには多くの可能性が秘められていると考えています。それは仕事とプライベートは切っても切りきれない、重なり合ったものだからです。仕事でもプライベートでも、今回のテーマである「相互理解」が醸成されていることが、働く方々がより一層イキイキできる要因だと実感しています。これからも社員同士や会社と家族の関係性が向上する施策を、多くの方々に届けていきたいと思います。
この記事の著者
中島 浩太
株式会社ゼロイン
2008年、株式会社ゼロインに新卒入社。インナーブランディング・社内コミュニケーション施策をプロデュースするコミュニケーションデザイン事業、ゼロインの管理部門、新卒採用担当、新規事業を経て、現在はコーポレートブランディング室において広報(社内広報・社外広報/PR)とマーケティングを担当。
インターナルブランディングの魅力的な取り組みを紹介するウェブメディアCAPPYの編集長として、さまざまな企業における企業文化づくりや組織活性化の取り組みを取材。