社員と社会のつながりを生みだすリクルートの社内報

事例_社員と社会のつながりを生みだすリクルートの社内報

リクルートキャリア様は、
・冊子で隔月配布する「はたらぼ」
・イントラで毎週更新する「RECRUIT CAREER Times」
2つの社内報を発行しています。

ゼロインは「はたらぼ」のコンセプト設計から原稿作成、全国拠点配布まで、トータルサポートしています。
※「はたらぼ」は2014年10月3日に開催された第13回全国社内報企画コンペティション(主催:ウィズワークス株式会社)にて、 ゴールド企画賞、シルバー企画賞、奨励賞を各1件ずつ受賞しています。

お客様情報

社名
株式会社リクルートキャリア
業種
サービス業(広告・人材関連)
対象
従業員
発行部数
4,500部

ゼロインのサポート内容

  • コンセプト設計/企画・ネタ探し/社内調整/取材(アポイント・当日取材・撮影)/原稿作成/デザイン/校正/入稿管理/配布/集計

「社会起点」で”キャリア”を考える新しい観点の社内報

『はたらぼ』のコンセプトは「2つのキャリアを考える」です。

1つ目の「キャリアを考える」は、リクルートキャリアという会社が、社会からどのように見られ、 社会から何を期待されているか、を考えることです。

日々働く中で、社会を起点にして客観的に自社を見る機会は意外に少なく、どうしても独りよがりになりがちです。 クライアントや専門家、他企業へのインタビューを通じて社会からの期待や要望を理解することで、 自分たちが大切にしたいビジョン・ミッションに立ち返っていきます。

2つ目の「キャリアを考える」は、自分自身のキャリアを考えることです。

リクルートキャリアは事業として一人でも多くの人への「働く喜び」提供を追求しています。そのとき、あなた自身は自分のキャリアを真剣に考え「働く喜び」を追求していますか?と問いかけます。 そして落語家、オフィスビルの警備員、会計職員、靴磨き職人など、さまざまな仕事をする方々に「働くきもち」をインタビューし、多様なキャリアを考えるひとつのきっかけを提供しているのです。

多くの社内報は、会社と従業員もしくは従業員同士のコミュニケーションを狙いにしています。 しかし『はたらぼ』は社会課題を解決するために、社会と従業員のコミュニケーション創出を狙いにする、 新しい観点の社内報といえます。

ITの時代に、紙の社内報にこだわる理由

今日、社内報には冊子、ポスター、Web、社内SNS、動画など様々な発信手法があり、それぞれに伝達スピードや視認しやすさ、 理解しやすさ等の長短があります。 その中で『はたらぼ』はなぜ冊子を選択し、一人ひとりに配布しているのでしょうか。

リクルートキャリア様は、2012年4月に人材採用領域の株式会社リクルートHRカンパニーと、人材紹介領域の株式会社リクルートエージェントが事業統合、2012年10月に創業された新しい会社です。統合前はリクルートグループとして 同じ人材領域で事業展開していましたが、その企業文化や風土は全く異なるものでした。

創業にあたり新たに策定したビジョン・ミッションですが、異なる文化に新しいメッセージが浸透するには時間が必要です。 社会からの、会社からのメッセージをしっかりと自分の中に落とし込んでもらうために、手にとってじっくりと読み込める冊子が選ばれました。

広報常駐で、企業風土や文脈を理解して社内報に反映する

ゼロインはリクルートキャリア様のオフィス内に席をいただき、常駐しながら社内報をサポートしています。

週に1回1時間のコンサルティングで本当に従業員の気持ちに届く社内報が作れるでしょうか。一方的なコミュニケーションで、的外れな社内報になっていないでしょうか。一緒に働いて初めて感じられる風土やその時々の空気、隣席に座っている従業員の何気ない一言が社内コミュニケーションにおける重要なエッセンスです。

ゼロインは、第三者の俯瞰した目線と、従業員と同じ目線を持ち合わせることを大切にしています。

ゼロイン担当者の想い

ゼロインのミッションは、社内報を発行することではありません。社内報を起点として経営と従業員、従業員同士、社会と従業員のコミュニケーション総量を増やすことで、 働く1人1人の良質なアクションを生み出し、お客様の事業価値を上げることをミッションとしています。

そのためには「社内報で何をするか?」と社内報中心で考えるのではなく、「コミュニケーション施策全体における社内報の役割は何か?」を考えることが必要です。 「はたらぼ」のコンセプト設計時も、お客様を含めたプロジェクトメンバーで何度も何度も、鍋の中で自分たちの頭が煮詰まっている感覚を覚える程、追求しました。

たとえば、社員総会を実施する会社様であれば、社員総会で発信される経営メッセージと社内報を接続し、メッセージに連続性を持たせることで、「点」ではなく「線」でつながった コミュニケーションが実現できます。

ゼロインは全体設計、関連部署との折衝含め、お客様の現状に応じて柔軟にご提案いたします。

この記事の著者

中島 浩太

株式会社ゼロイン
2008年、株式会社ゼロインに新卒入社。インナーブランディング・社内コミュニケーション施策をプロデュースするコミュニケーションデザイン事業、ゼロインの管理部門、新卒採用担当、新規事業を経て、現在はコーポレートブランディング室において広報(社内広報・社外広報/PR)とマーケティングを担当。
インターナルブランディングの魅力的な取り組みを紹介するウェブメディアCAPPYの編集長として、さまざまな企業における企業文化づくりや組織活性化の取り組みを取材。

インナーブランディングのおすすめ事例

おすすめお役立ちブログ

Download

参考資料ダウンロード

すべての参考資料を見る
参考資料集をダウンロード ▶︎