社内イベントの目的別おすすめ企画15選!成功事例を交えてプロが解説

社内イベントの定番企画15選!ユニークなアイデアや成功事例をプロが紹介

社内イベントは、企業理念の浸透や方針・戦略の共有、社内コミュニケーションの活性化を目的に実施され、組織文化・カルチャーづくりに非常に重要な意味を持っています。

働き方の多様化に伴い、従業員同士の関係構築やインナーブランディングに課題を感じる企業が増えているのではないでしょうか。

社内イベントは、戦略的に企画・設計することで、エンゲージメントやモチベーションを向上させることができ、働き方の多様化が進んでいく時代に、企業が持続的に成長し続けるための土台となります。

この記事では、社内イベントをインナーブランディングの知見にもとづいてプロデュースする株式会社ゼロインが、イベントを成功させるためのポイントや、実際にプロデュースした社内イベントの成功事例10選を紹介します。

社内イベントの企画・運営を初めて行う方も、これまでの社内イベントを見直し、より効果的なイベントを行っていきたい方も、ぜひ本記事をご活用ください。社内イベントをより成功させるためのヒントになるはずです。

目次

社内イベントとは?社内イベントを行う目的・メリット理念・ビジョン浸透方針・戦略共有称賛・学び合い社内コミュニケーション活性化感謝・慰労「理念・ビジョン浸透」につながる社内イベントの企画・アイデア理念策定ワークショップビジョンミーティングビジョンアワード「方針・戦略共有」につながる社内イベントの企画・アイデア社員総会・キックオフミーティング中期経営計画策定ワークショップ車座(くるまざ)「称賛・学び合い」 につながる社内イベントの企画・アイデアアワード・表彰式ナレッジ共有会ベストプラクティスコンテスト「社内コミュニケーション活性化」につながる社内イベントの企画・アイデア社内運動会ファミリーデーシャッフルランチ「感謝・慰労」につながる社内イベントの企画・アイデア周年イベント懇親会社員旅行社内イベントの成功事例5選事例|1年をかけて取り組んだTMJ30周年!全従業員が周年に触れる機会づくり事例|メンバーズ社員総会はハイブリッドイベント!2,300人で向き合う社会課題解決事例|グループ社員と家族をオフィスに招いた社内イベント『OAG Open Office Day』事例|森永乳業グループのオンライン社内表彰イベント『Morinaga Milk Awards』事例|ブランドリニューアルで次の100年へ!富士酸素工業の100周年プロジェクトユニークな社内イベント事例5選事例|AGC110周年プロジェクトの最後を飾る、家族参加型の周年イベント『Aフェス』事例|グループビジョン実現に向けた基盤づくり!センコーグループの社内文化祭『CULTURE FESTIVAL』事例|SAPジャパン50周年記念式典は、緑鮮やかな庭園で交流するファミリーイベント事例|ユーザーが集うハイブリッドイベント!『サイボウズ ユーザーフェスティバル』事例|社内運動会を通じたチームビルディング!急成長する組織の絆づくり社内イベントの企画・運営のステップイベントを実施する目的の明確化 運営チームの編成 イベントの企画・決定 会場・料理・備品の手配 社内広報・社内告知 社内イベント当日の運営 イベント後の振り返り 社内イベント成功に必要な企画・運営のポイント3選運営チームへの参加を成長機会として活用する参加しやすい開催時期・開催形態を選ぶ 企業の特徴を把握する 社内イベント実施時の注意点一部の従業員だけが楽しめるイベントにしない一方的に聞くだけのイベントにしない 参加有無にかかわらず、イベントの様子を共有する まとめ社内イベントでよくある質問

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社内イベントとは?

企業が実施するイベントの総称で、従業員のみを対象にしたイベントだけでなく、従業員の家族や取引先も対象にしたイベントもあります。実施目的は多岐にわたり、オンラインランチのようなカジュアルで小規模なイベントから、家族を巻き込んだファミリーデー、全従業員が参加する社員総会や周年イベントといった大規模なイベントまで、さまざまな目的・内容で社内イベントは実施されています。

社内イベントを行う目的・メリット

社内イベントは、目的によって企画の内容が異なります。社内イベントを通して「どんなことを実現したいのか」を考えながら企画することが大切です。社内イベントでよく設定される目的例を5つ紹介しますので、自社の課題と照らし合わせながら参考にしてみてください。

理念・ビジョン浸透

社内イベントを実施する目的の一つとして挙げられるのは、企業の存在意義である「理念」や、企業が実現を目指す世界「ビジョン」の共有と浸透です。従業員と企業理念や創業時の想いを共有することで、会社として掲げるビジョン・ミッション・バリューや、パーパス、プロミスなどをあらためて咀嚼し、未来に向けて自分たちがどのように行動していけば良いのか、従業員一人ひとりが考える機会となります。

また、会社として大事にする共通の価値観が共有されることで、より強固な組織をつくることができます。

方針・戦略共有

企業によっては中期経営計画と絡めながら、数年後の定量的なゴールを提示する場合もあります。トップから継続的に方針や戦略の共有を行うことで、従業員は「何を目指すのか(Where)」「なぜやるのか(Why)」「どのように向かうのか(How)」に向き合うことができ、戦略の実現に向けた行動へとつながります。全社で企業の方向性を共有することで、目標達成に向けて一致団結して取り組むことができるのです。

称賛・学び合い

ビジョン体現行動やポジティブな取り組みが社内に共有・称賛されると、そうした取り組みを真似た行動が促進されやすくなり、周囲の意識や行動にも影響を与えます。従業員が向き合っている仕事や事業の提供価値・意義を実感する機会を増やすことで、従業員のビジョン体現行動が徐々に組織の新たな組織文化として進化・定着し、組織文化が個人の行動を後押ししていきます。

また、一人ひとりが大切にしている想いや誇りに共感することで、これからも大切にしたい価値を再認識することもできます。

社内コミュニケーション活性化

社内コミュニケーションが活発に行われる環境では、従業員同士が協力し合い、業務の進行や問題解決に向けた動きが円滑になります。普段の仕事では関わりのないタテ・ヨコ・ナナメの交流を意図して社内イベントを設計し、非日常な社内コミュニケーションを促進することで、新しいアイデアやプロセス改善のヒントが生まれ、それが生産性向上につながることもあります。社内イベントを活用して、拠点や部署を越えたコミュニケーション機会を増やすことが重要です。

感謝・慰労

日頃から業務に勤しんでいる従業員に、会社への貢献や支援への感謝を伝える企業も多くあります。従業員なくして企業は成り立ちません。社内イベントを活用して従業員への感謝を伝え、労うことで、従業員のモチベーション向上につながります。

これらの目的を意識しながら社内イベントを効果的に活用することで、個人と企業のビジョンがつながり、従業員一人ひとりが仕事や組織に充実感を持ち、自発的に高いパフォーマンスを発揮する組織へと変化していきます。その結果、売上が伸びる、新しいビジネスが生まれる、優秀な人材が確保できるなど、長期的な組織成長への基盤づくりにもつながっていくでしょう。

社内イベントは組織づくりの重要な施策の一つです。単なる「楽しいイベント」に終わらせず、経営課題や組織課題をもとに目的を明確にしてイベントを企画していきましょう。

「理念・ビジョン浸透」につながる社内イベントの企画・アイデア

ここでは、企業理念やビジョン浸透につながる社内イベントの企画・アイデアを3つ紹介します。

理念策定ワークショップ

従業員がグループを組んで、「理想の社会」と「自分たちのありたい姿」を描き出していく、ワークショップイベントです。一人ひとりの想いや自分たちらしさを見つめ、組織との接点を見つけ、お互いに混ぜ合わせながら、ありたい姿を描いていきます。未来のイメージを言葉だけでやりとりしていると、抽象的なキーワードでの対話になりがちです。そこで、どんな人たちと、どんな関係性やアクション、価値が生まれていると良いのか、具体的なシーンをイメージしながらディスカッションを行います。

関連ブログ:周年でともに未来を描く!組織の状況に応じた多彩なワークショップ設計

ビジョンミーティング

ビジョンの達成に向けて、一人ひとりにどのような行動が必要なのかをディスカッションします。会社は経営層が作るものではなく、従業員一人ひとりの意志・行動によって作られていきます。参加する従業員は、自分の担当業務、自部門だけの視点ではなく、経営や組織全体を考えた大きな視点を持って考える必要があります。ビジョンミーティングを通して、ビジョンが浸透し、ビジョンと従業員の行動が連動していくことで、強い組織へと進化していきます。

ビジョンアワード

会社や経営が目指すビジョン、ブランド、働き方を、人や仕事を具体的なロールモデルとして社内表彰式・アワードで象徴的に共有することで、顧客価値や全社の生産性の向上へとつなげることができます。行動やプロセス、スタンス共有を通じて、従業員の行動変容、文化醸成を期待できる施策です。華やかな演出による栄誉感の醸成や周囲からの称賛によって、受賞者当人や周囲のモチベーションやエンゲージメントを高めます。

関連ブログ:従業員エンゲージメントを高めるアワード・表彰式!企画・設計の考え方や事例を解説

「方針・戦略共有」につながる社内イベントの企画・アイデア

ここでは、方針・戦略共有につながる社内イベントの企画・アイデアを3つ紹介します。

社員総会・キックオフミーティング

1年や半年ごと、多い会社では毎月実施される社内イベントです。社員総会で実施されるプログラムは、一般的には業績の振り返り、経営方針・戦略の共有、企業理念・ビジョンの発信・浸透、従業員表彰、懇親会が行われます。社員総会で「会社が存在する意味や意義」「会社が従業員に求めていること」「何を実現して、社会にどのように貢献したいか」などを共有することで、従業員一人ひとりが自分の業務にあらためて向き合うきっかけになります。

関連ブログ:社員総会とは?目的や企画事例、運営を成功させるポイントを解説

中期経営計画策定ワークショップ

従来の中期経営計画は、経営層が決定した計画を従業員に一方的に共有するケースが多くありました。しかし、この方法では従業員の「自分事化」が進みにくいという課題があります。そこで注目を集めているのが、各部の従業員が中期経営計画の策定に関わり、会社の未来について考える中期経営計画策定ワークショップです。従業員自身が中期経営計画の策定プロセスに参加し、ビジョンや課題、今後必要な取り組みを考えることで、会社をより良くする従業員の意識変革と主体的な行動を促進することができます。

車座(くるまざ)

方針や戦略を共有する際には、経営の意思を従業員に伝えることが大切です。経営層と従業員が膝を付け合わせるような近い距離でお互いの顔を見ながら意見交換をする「車座」を行い、戦略策定の意図や背景を直接会話することで、戦略への納得感を醸成することができます。役職や立場を越えて会社の方針や戦略について自由に対話することで、戦略に対する理解を深め合いながら、自身の行動へ落としこんでいきます。

「称賛・学び合い」 につながる社内イベントの企画・アイデア

ここでは、従業員の称賛・学び合いにつながる社内イベントの企画・アイデアを3つ紹介します。

アワード・表彰式

高い業績・成果をあげた従業員や、理念を体現した従業員・仕事を表出し、社内表彰式・アワードで称賛します。社内表彰式・アワードを「称賛の場」にとどめず、ナレッジ共有や学習の場として効果的に活用するには、細部にこだわった体験設計が必要です。高い成果をあげることができた背景やプロセスを分析し、行動やスタンスから「何を真似できるのか」を汎用化、聞き手に伝わるように言語化・可視化を行います。受賞者がプレゼンテーションを行う場合には、事前に内容確認やブラッシュアップを行うことで、従業員の理解度や満足度を高めることができます。

ナレッジ共有会

理念を体現する仕事や取り組みをナレッジとして社内に共有するイベントです。社内のロールモデルとなる仕事を共有することで、従業員が仕事の価値を体感するだけでなく、これから働く中で目指したいキャリアや獲得したいスキルのヒントを得る機会にもできます。

ベストプラクティスコンテスト

社内で生まれた新しい仕事の手法、効果的な取り組み、改善の新規性や汎用性を共有します。質の高い仕事のプロセスややり方を共有し、組織全体で真似をして実践していくことで、全社で品質・スキル向上を目指します。

「社内コミュニケーション活性化」につながる社内イベントの企画・アイデア

ここでは、社内コミュニケーション活性化につながる社内イベントの企画・アイデアを3つ紹介します。

社内運動会

従業員が本気で競技に取り組む姿や、普段は見られない意外な一面を見ることで、従業員同士の相互理解が深まり、コミュニケーション活性化を促します。また、チームで協力する競技を意図的に増やすことで、チームの一体感醸成やチームビルディングにつなげることもできます。ほかにも、部署横断型のチーム編成にすることで、普段関わることのない従業員同士の交流機会を創出することもできます。

社内運動会

ファミリーデー

従業員の家族を会社やホテルなどのイベント会場に招いて行います。普段は厳しい上司が自分の子どもには違った顔を見せる、そうした意外な一面を見られるのも、ファミリーデーの魅力の一つです。従業員の多様な面を見ることで、部署を越えた対話のきっかけにもなります。

関連ブログ:企業のファミリーデーとは?人気企画35案やイベント事例6選を紹介

シャッフルランチ

ランダムに決められた従業員同士や、共通の趣味がある従業員を集めてランチ会をすることで、普段話さない従業員同士の交流を促進することができます。普段あまり行かないお店や特別感のあるメニューを取り入れる工夫をすることで、仕事へのモチベーションアップにもつながります。

「感謝・慰労」につながる社内イベントの企画・アイデア

ここでは、従業員への感謝・慰労につながる社内イベントの企画・アイデアを3つ紹介します。

周年イベント

企業の創業・設立から数えて5年、10年ごとに迎える節目のタイミングは「周年記念」と呼ばれ、企業によっては社内外を対象に多様な取り組みが企画されます。多くの企業では従業員を対象に周年イベントを実施し、イベント内では会社の歴史を振り返りながら従業員のこれまでの尽力に感謝を伝えます。そして、これから目指したい未来も共有して、志を一つにするのです。周年イベントは周年式典や周年パーティーとも呼ばれます。

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懇親会

大規模なものであればホテルの宴会場で実施されますが、飲食店や外部会場を借りての実施、オフィスフロアや会議室での実施も可能です。企画次第でエンターテインメント性を高めることも手軽に実施することもでき、料理が得意な従業員による手料理や、オフィスにバーの設置など、自社らしい特別な懇親会が実現できます。

社員旅行

日常から離れた非日常な環境で、リラックスした雰囲気で交流を深めることができます。従業員一律で一斉に旅行する昔ながらの社員旅行の形式以外にも、任意のグループごとに旅行先を自由に選べる形式を取り入れる企業もあります。移動中や旅先での体験を通して仕事以外のコミュニケーションが生まれることで、従業員の人となりを知る機会にもつながります。

社内イベントの成功事例5選

ゼロインがプロデュースした社内運動会の成功事例をご紹介します。

事例|1年をかけて取り組んだTMJ30周年!全従業員が周年に触れる機会づくり

株式会社TMJの周年イベント
  • 社名…株式会社TMJ
  • 業種…BPO総合サービス
  • 対象…従業員
  • 参加人数…約15,000人

TMJでは、これまでの周年記念をマネジャー以上の正社員を集めた式典形式で実施していました。しかし、30周年の企画に際しては、コロナ禍収束の見通しが立たない中で集合型イベントを計画することは難しい状況にありました。また、「多くの従業員を参加させたい」という思いはありながらも、24時間365日稼働するコールセンター事業の特性上、従業員が一堂に会することは難しく、どうすれば従業員に自社の周年を感じてもらえるのか、参加感の醸成にお悩みでした。

そこで今回の30周年では、すべての従業員が周年記念に参加できる機会を設けるために、オンラインとオフラインを掛け合わせた複数の施策を約1年かけて実施する、30周年プロジェクトに取り組みました。

事例|メンバーズ社員総会はハイブリッドイベント!2,300人で向き合う社会課題解決

株式会社メンバーズの社員総会
  • 社名…株式会社メンバーズ
  • 業種…デジタルマーケティング事業
  • 対象…メンバーズグループ社員
  • 参加人数…約2,300人

株式会社メンバーズは、メンバーズグループ16社(2022年6月開催時点)の社員、約2,300人が参加するグループ社員総会を、オンラインとオフラインを掛け合わせたハイブリッドイベント形式で実施しており、この社員総会の中で会社の模範となる取り組みを共有する『Social Value Award』を行っています。

『Social Value Award』の場では、事前エントリーの中からミッション・ビジョンを体現する10組の取り組みが選ばれ、その取り組み内容を全社員にプレゼンテーションしています。

事例|グループ社員と家族をオフィスに招いた社内イベント『OAG Open Office Day』

OAGグループの社内イベント
  • 社名…OAGグループ
  • 業種…総合士業・専門コンサルティング
  • 対象…グループ社員、家族、顧問
  • 参加人数…約345人

法人・個人・経営者を対象に税務・労務・法務など専門領域に特化したサービスを提供するOAGグループは、OAGグループ35周年を機に、グループ企業14社(2023年8月時点)の社員とその家族を対象とした社内イベント『OAG Open Office Day』を開催しました。

この『OAG Open Office Day』は、数年に及んだコロナ禍の影響から、社内コミュニケーションが薄れてしまった状況を改善できるよう、そして会社と社員、及び社員同士の“つながり”をより一層強めたいという考えからインナーブランディングの一環として企画立案が始まりました。OAGグループとしては初めての試みとなりましたが、総勢345名もの人が市ヶ谷本店に集まった大イベントとなりました。

事例|森永乳業グループのオンライン社内表彰イベント『Morinaga Milk Awards』

森永乳業株式会社の社内表彰イベント

森永乳業株式会社は、創業100周年を機に新しく策定したスローガン「社員一人ひとりがみずから考え行動する自律型組織」に向けた取り組みとして、社内表彰制度『Morinaga Milk Awards』と理念・行動指針の理解を深める『夢共創フォーラム』を複合したオンラインイベントを開催しました。

『Morinaga Milk Awards』は『社長賞』『年間提案大賞』『トライアル&エラー大賞』『活き活き大賞』『イクボス大賞』という5つの表彰テーマを設定し、ぞれぞれの基準で社員の功績を表彰する制度です。従来は社長賞と年間提案大賞の2枠のみでしたが、「大きな成果だけではなく挑戦や失敗などのプロセスもスポットを当てたい」という思いから他3つの枠を追加しており、新たな理念である「自律型組織」への歩みを進める取り組みの一つとなりました。

事例|ブランドリニューアルで次の100年へ!富士酸素工業の100周年プロジェクト

富士酸素工業株式会社の周年イベント
  • 社名…富士酸素工業株式会社
  • 業種…産業ガス・エネルギー供給業
  • 対象…ステークホルダー(従業員、取引先、消費者、地域社会)
  • 参加人数…従業員約80人(実施時)

静岡県東部エリアを中心に、法人・個人向けのガス事業を展開している富士酸素工業株式会社様は、創業100周年を迎えました。富士酸素工業様はこの100周年を迎えるにあたり、5年以上前から周年プロジェクトを立ち上げ、「次の100年」への一歩を踏みだす準備を進めてきました。

そして、プロミス(経営理念)を従業員主体で策定するプロミス策定プロジェクトや、CI(会社ロゴ)・ユニフォームのリニューアル、従業員や取引先・消費者を対象にしたイベントなど、さまざまな周年記念施策を1年以上かけて順次、展開しています。

ユニークな社内イベント事例5選

事例|AGC110周年プロジェクトの最後を飾る、家族参加型の周年イベント『Aフェス』

AGC株式会社の周年イベント
  • 社名…AGC株式会社
  • 業種…製造業(ガラス・土石製品)
  • 対象…社員・家族
  • 参加人数…約2,000人

創立110周年を迎えたAGC株式会社様は、旧社名の旭硝子株式会社から社名変更を控えていたこともあり、大きな転機となる周年記念でした。そこで、全社を巻き込んだ110周年プロジェクトを立ち上げ、社内外に向けてさまざまな施策を展開しました。

1年をかけた周年プロジェクトのグランドフィナーレを飾ったのが、全社員とその家族が参加対象のイベント『Aフェス』です。イベントに先駆けた事前の施策には約4,000人もの社員が携わり、『Aフェス』当日は大人からこどもまで約2,000人がさいたまスーパーアリーナに駆け付けました。同社110年の長い歴史の中でも、最大級の社内イベントです。

事例|グループビジョン実現に向けた基盤づくり!センコーグループの社内文化祭『CULTURE FESTIVAL』

センコーグループホールディングス株式会社の社内文化祭
  • 社名…センコーグループホールディングス株式会社
  • 業種…物流/商事/ライフサポート/ビジネスサポート
  • 対象…社員、家族
  • 参加人数…現地参加325人/企画参加約2,500人

物流事業を中核事業に、商事事業、ライフサポート事業、ビジネスサポート事業の4事業を展開するセンコーグループホールディングス株式会社様(以下、センコーグループ)は、グループ全社員とその家族が参加対象の社内文化祭『CULTURE FESTIVAL 2023』を開催しました。

センコーグループ様は「未来潮流を創る企業グループ」をグループビジョンに掲げています。このビジョンの実現には「社員が心身ともに健康で活力に満ちた状態」であることが不可欠だと考えており、社員・組織の活性化を担当するセクション『文化・スポーツ推進担当』を2021年に新設しています。

今回開催した『CULTURE FESTIVAL 2023』は、文化・スポーツ推進担当による活動の一環です。文化祭という社内イベントを通じて、「文化を楽しむきっかけ」と「人と人とのつながり」をつくることが目的に置かれました。イベントは社員主体で実施することが大事にされ、イベント企画や事前の社内広報、イベント当日運営は、入社1~6年目の社員による実行委員会が中心となって活動しました。

事例|SAPジャパン50周年記念式典は、緑鮮やかな庭園で交流するファミリーイベント

SAPジャパン株式会社のファミリーイベント
  • 社名…SAPジャパン株式会社
  • 業種…サービス業
  • 対象…従業員、家族、友人
  • 参加人数…東京約1,000人/大阪約130人

ドイツに本社を置きグローバルに展開するソフトウェア企業のSAP SE様は、グローバル本社が創業50周年を迎え、日本法人のSAPジャパン株式会社様も設立30周年を迎えました。

当日は従業員の家族や友人も招待したことで、久しぶりに会った仲間やその家族が旧交を温め、こどもたちは会場で遊び回る、SAPに関わる多様な人々が交流を楽しむ会となりました。SAPジャパン様は、これまでも社内で実施するコミュニケーションイベントに家族を招待しており、アットホームな職場文化が培われています。

事例|ユーザーが集うハイブリッドイベント!『サイボウズ ユーザーフェスティバル』

サイボウズ株式会社のハイブリッドイベント
  • 社名…サイボウズ株式会社
  • 業種…情報・通信業
  • 対象…サイボウズ製品ユーザー
  • 参加人数…約1,500人

サイボウズ株式会社は、kintone、サイボウズ Office、Garoon、メールワイズと、4つのグループウェアを開発・販売し、国内外で延べユーザー数1,100万人(2023年2月時点)にサービスを提供しています。

2021年からは自社製品のユーザーを招き、ユーザーの“学びと交流”を生みだすイベント『サイボウズ ユーザーフェスティバル』を開催。2023年は、オンライン開催3日、オフィスを活用したリアル開催1日の計4日にわたって行われ、1,500名を超えるユーザーを集めました。

事例|社内運動会を通じたチームビルディング!急成長する組織の絆づくり

株式会社HR CAREERの社内運動会
  • 社名…株式会社HR CAREER
  • 業種…人材派遣・人材紹介
  • 対象…全社員
  • 参加人数…約100人

医療・介護・建設領域に特化した人材紹介サービスを提供する株式会社HR CAREER様は、チームビルディングを目的に社内運動会を実施しました。HR CAREER様は設立からわずか4年で社員数100名を超える急成長を遂げた、平均年齢29歳と若手社員が大半を占める活気あふれる会社です。

これまで社員が一堂に会する全社会を年に一度実施してきましたが、今回は「チームビルディングで社内運動会をやりたい」という発案から、ゼロインにお問い合わせいただきました。ゼロインはHR CAREER様の社内運動会において、事前の企画やプログラム設計から、当日のイベント運営まで伴走しました。

社内運動会は、計8種目の競技を4チーム対抗戦で、約3時間かけて行われました。

開会式、選手宣誓、準備体操を実施した後、競技に移ります。メンバーの共通点の数を競う「共通点探しゲーム」、チーム対抗の「綱引き」、チーム代表者一人が入った大玉をチームメンバーが転がして巨大ボーリングピンを倒す「ジャンボボーリング」、 巨大ボーリングピンをチームで協力して落とさないように頭上で送る「なんでも送り」、大きなバレーボールを使用して4チームで戦う「ジャイアントバレー」、お題に当てはまる人を探す「借り人競争」、チーム対抗戦の「ドッジボール」、チーム代表による「リレー」が行われました。

運動が得意な人も、苦手な人も活躍できる、そして楽しむことができる競技を組み合わせてプログラムを構成しています。

社内イベントの企画・運営のステップ

社内イベントを企画・運営することになった際に、何から始めればよいのか分からない方も多いと思います。社内イベント企画のステップを7つに分けてご紹介します。

イベントを実施する目的の明確化

まずは社内イベントを行う目的を明確にしましょう。恒例のイベントであっても、「なんのために社内イベントを実施するのか」「イベントが終わった後にどのような状態になっていたいか」をイメージすることで、イベントの方向性を定めやすくなり、関係者間での認識の齟齬を防ぐことができます。また、新しいイベントを企画する際には、実施すべきイベントの選定がしやすくなります。

目的を明確化する際の具体的な方法として、「現状」と「ありたい姿」を可視化し、そのギャップを埋めることをイベントの「目的」に置く方法が挙げられます。
たとえば「従業員が自部署にしか目が向いていない」という現状と、「部署間で連携して、会社全体で価値を発揮していきたい」というありたい姿がある場合は、「社内イベントで部署間の交流を活性化させる」ことを目的に設定します。

社内イベントの目的が明確にならなければ、イベントの内容が主催者の趣味や好みに偏ってしまう可能性があり、「ただイベントをやっただけ」の状態になってしまう可能性があります。また、目的が明確になっていないイベントは、「会社として何を伝えたいイベントなのか」が曖昧になります。従業員にとって業務が忙しい中で参加する必要性が理解できず、かえってモチベーションが下がってしまう、という問題も起こりえます。

より効果的なイベントにするためにも、最初に目的の明確化を行うことが重要です。

運営チームの編成

イベントの目的が定まったら、次は運営チームの編成です。多くの場合、メンバーは通常業務と兼務しながらイベントの企画・運営を進めることになります。そのため、準備を円滑に進めるためにも、適切なチーム編成と役割分担が重要です。

運営チームを編成する際は、複数部署のメンバーに参加してもらうことを推奨します。各部署から代表者が参加することで、各メンバーが自部署とのパイプ役となり、後々の全社への展開や巻き込みがスムーズになります。

また、社歴の浅い若手メンバーを運営チームに巻き込むのもおすすめです。たとえば、入社2年目の従業員を運営チームに加えることで、部署を越えた交流の機会を創出できます。先輩社員とのコミュニケーションのきっかけを増やすことで、日常業務では生まれにくい部署間の交流を自然な形で促進できます。

イベントの企画・決定

イベントの目的に沿って、具体的な実施内容を決定します。参加者が楽しめ、かつ目的達成に効果的なイベントを企画しましょう。

当日のプログラム構成を作成する際は、単にコンテンツを羅列するのではなく、「参加者に心を動かしながら参加してもらうために、どのようにプログラムを組めばよいか」を考えながら、プログラムで「ストーリー」を作ることが重要です。

たとえば、周年イベントのプログラムを企画する場合は、会社の過去を理解した状態で、未来へとつながるストーリー展開が効果的です。会社の歴史や成長のプロセスを振り返ることで、参加者は自社理解を深めた状態で未来を考えることができます。

また、アワードや表彰式を実施する際は、単なる結果発表にとどまらない内容にすることが重要です。事業の成果報告に続いて、その背景にある功労者のストーリーを紹介することで、成果の本質的な価値が伝わります。「このような成果が出ているのは、このような取り組みをした人がいたからだ」という文脈で語ることで、会社の成長を具体的にイメージしやすくなります。

イベントの目的達成にむけて、「どんなイベント内容にするか」「誰にどのような話をしてもらうか」「どのようなストーリーにするのか」を検討することが大切です。

会場・料理・備品の手配

イベントの規模や内容に合わせて、適切な会場選び、飲食の手配や必要な備品の手配を行います。イベントに没入してもらうために、会場の雰囲気作りは欠かせません。

会場選定ではイベントの規模や内容はもちろん、会社の文化や目的に合った空間を選ぶことが重要です。

表彰式のような格式高いイベントでは、ホテルを選ぶことで特別感を演出できますが、会社の雰囲気によっては違和感が生まれることもあります。その場合は、ホールを借りて従業員自身で装飾を施すことで、会社らしさを表現できます。手作り感のある装飾は親近感がわき、かえって参加者の心に響くことも多いです。

会場選定の基本要素として、アクセスの良さやレイアウトの柔軟さが挙げられますが、イベントの目的や会社の特徴を考慮することで、より効果的な会場選びと空間づくりが実現できます。プロのパートナーと協力することで、照明や音響を活用した没入感のある空間をつくりだし、イベントの印象をさらに高めることも可能です。

社内広報・社内告知

社内に広報する際には単調な業務連絡として行うのではなく、従業員の期待を高め、参加を促す工夫が必要です。メール、社内のイントラネット、ポスターなどを活用して、イベントの目的、日時、場所、プログラムを明確に伝えましょう。

告知方法は、イベントの内容に合わせて工夫することができます。

たとえば、周年イベントでは「カウントダウンメルマガ」を活用し、全従業員を順次紹介することで、全社の一体感をイベント前から作ることができます。また、「イベント当日は、普段会えない部署の従業員と交流できる」といった具体的なメリットをあわせて伝えることで、参加意欲を高めることができます。

ほかにも、ファミリーデーのような非日常的なイベントでは、旅のしおりのような形で詳細なプログラムを事前配布する方法があります。「お子さんの夏休みの宿題のヒントが得られる」といった具体的なメリットを伝えることで、家族での参加を促すこともできます。

このように、参加者が「参加したい」と具体的にイメージできるように、実施意図や参加メリットを事前に伝えることで、当日に向けたワクワク感を醸成していきます。

社内イベント当日の運営

いよいよイベント当日です。イベント当日は、臨機応変な対応が求められます。

特に重要なのが、運営チームの明確な役割分担です。受付担当、舞台進行担当など、各メンバーの担当領域を明確にすることで、スムーズな運営が可能です。

特に事務局リーダーにはさまざまな問い合わせが集中しがちですが、一人に負荷が集中すると全体の進行に支障をきたす可能性があります。そのため、質問の窓口を分散させ、各担当者が自分の領域で責任を持って対応できる体制を整えることが重要です。

また、イベント当日は予期せぬ事態が発生する可能性も見込んでおく必要があります。たとえば、電車の遅延による参加者の到着遅れや、緊急時の避難誘導など、想定されるイレギュラーケースへの対応方法を事前に準備しておくことで、冷静に対処することが可能です。

さらに、イベントの記録も重要な要素です。写真や映像での記録は、後日の振り返りや次回イベントの改善に活用できるだけでなく、社内・社外の広報活動にもつなげていくことができます。

イベント後の振り返り

参加者アンケートを取得し、運営チームで振り返り会を実施します。改善点と成功のポイントをまとめておくことで、次回イベントを効果的に行うことができます。

参加者アンケートでは、各プログラムの満足度だけでなく、具体的な感想や要望を集めることで、改善に活かしやすくなります。

運営チームの振り返り会では、各プログラムの所要時間を確認します。表彰式の進行が予定より長引いた、社長スピーチの時間配分を見直す必要があるなど、次回の時間配分を検討する際の参考データとなります。

また、受付での質問内容や食事の量・メニューの評判など、細かな運営上の気づきも記録に残しておきましょう。これらの情報は、担当者が変更になった場合でも次回のイベント設計に活かせる貴重な引継ぎ資料となります。

このように、イベント後の振り返りを行い、記録として残すことで、イベントの質は年々向上していきます。改善を繰り返していくことで、次回はより良いイベントが実施できるでしょう。

社内イベント成功に必要な企画・運営のポイント3選

社内イベントを成功に導くためには、以下の3つのポイントを意識して企画・運営を行うと良いでしょう。これらのポイントをおさえることで、より効果的で印象に残るイベントを実現できます。

運営チームへの参加を成長機会として活用する

社内イベントの運営チームに参加することは、単なる業務分担やミッションではなく、メンバーの成長機会として捉えることが重要です。社内イベントの企画・運営を通じて、プロジェクトマネジメントや、部署を越えたコミュニケーションなど、通常業務では経験できないことに挑戦する機会が生まれます。特に、普段関わらないメンバーと協働することで、新しい視点や考え方に触れられ、多様な考え方や視野を広げることにつながります。

運営チームへの参加を成長機会と位置づけて動機を行い、メンバーの主体的な参画意識を高めていきましょう。結果、メンバーのエンゲージメントは向上し、イベントの質も自然と向上していくはずです。プロジェクトマネジャーは、運営チームに参加するメンバー一人ひとりの成長環境づくりを主眼に置き、全面的に支援することでイベント成功へとつなげていきます。

参加しやすい開催時期・開催形態を選ぶ

社内イベントを成功させるには「参加したい」と思う従業員が実際に参加できる環境づくりが不可欠です。参加者の都合を考慮し、最適な開催時期と時間を選択しましょう。

開催時期については、社内の繁忙期を避けることが基本で、決算期や大型プロジェクトの節目など、業務が集中する時期での開催は避けましょう。部署ごとの繁忙期も考慮しながら、より多くの従業員が参加しやすい時期を選ぶことが大切です。

また、開催形態の工夫も効果的です。対面での参加が難しい従業員のために、オンラインと対面のハイブリッドでの開催を検討するなど、参加しやすい環境を整えることで、より多く従業員の参加を促すことができます。

企業の特徴を把握する

自社の企業文化や特徴を理解し、それを反映したイベントの企画が大切です。社風、従業員の働き方、社歴、男女比など、企業の特徴を活かしたイベントは従業員の共感を得やすく、より意義あるものとなります。

たとえば、エンターテインメント系の企業とコンサルティング企業では効果的なプログラムが異なります。一概には言えませんが、エンターテインメント系の会社であれば、着席して議論をするワークショップよりも、遊びの要素を加えた企画の方が盛り上がるかもしれませんし、コンサルティング企業であれば、自分たちで考え抜いてアウトプットをするワークショップのようなコンテンツが刺さるかもしれません。

また、参加者の年齢層によっても適切なコンテンツは変わります。20代が中心であれば謎解きやアクティブな企画が効果的ですが、40~50代が中心であれば別のアプローチが必要かもしれません。社風や従業員構成を踏まえた企画が、参加者の共感を生み出します。

これら以外にも、外部のプロの力を借りることで、より洗練されたイベントの実現や、社内リソースの効率的な活用が可能になります。一度相談をしてみることもおすすめです。

社内イベント実施時の注意点

社内イベントを成功させるために、次の内容に注意しながら企画・運営を行いましょう。

一部の従業員だけが楽しめるイベントにしない

社内イベントの目的の一つは、従業員の一体感を醸成することです。特定のグループや個人だけが楽しめるイベントは避け、すべての従業員が参加しやすく、楽しめる内容にすることが大切です。

たとえば、運動会を企画する場合は激しい運動が苦手な従業員のために、観戦や応援の役割を設け、運動以外の要素と組み合わせたイベント企画をする工夫が必要でしょう。

「誰一人残さず、楽しめるイベントにする」という視点を持って企画することが望ましいです。

一方的に聞くだけのイベントにしない

社内イベントを効果的なものにするためには、参加者が受動的に情報を聞くだけの場にしないことが重要です。双方向のコミュニケーションを生み出す仕掛けを組み込むことで、従業員の能動的な参加を促し、イベントの価値を高めることができます。

参加型のイベントは、従業員の積極性を引き出します。説明会のような、一方的な情報伝達だけでなく、双方向のコミュニケーションが生まれるイベント企画を意識しましょう。

たとえば表彰式やアワードでは、従業員が受賞者へのコメントを送るシステムを入れることで、表彰される従業員だけでなく表彰を見ている従業員も主体的にイベントに参加できます。「これからも一緒に頑張っていこう」という前向きな気持ちがイベントで共有できると、組織の一体感を醸成していきます。

参加有無にかかわらず、イベントの様子を共有する

業務の都合や個人的な事情により、すべての従業員が参加できるとは限りません。イベントの価値は、参加者だけでなく全社で共有するべきものであり、参加できなかった従業員にもイベントの様子や成果を効果的に伝える工夫が必要です。

たとえば社内報やイントラネットを通じた写真・映像の共有や参加者の感想共有によって、欠席者にもイベントの雰囲気を伝えることができます。当日の様子を魅力的に共有することで、「次回はこういう風に参加したい」「自社の取り組みについて他の人に紹介しよう」という従業員の前向きなアクションにつながることもあります。

まとめ

社内イベントは、組織の一体感を醸成し、従業員のエンゲージメントを向上させる重要な機会です。本記事でご紹介したさまざまなポイントを参考に、自社の特性や目的に合わせて、有意義な社内イベントを実施してください。

ゼロインが、社内イベントの企画、各種手配・調整、当日運営まで一貫してサポートします。実施の検討段階からお気軽にご相談ください。

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社内イベントでよくある質問

Q
部署横断でプロジェクトメンバーを集めて実施する場合、どのようにプロジェクトを進行すれば良いでしょうか?
A

実施する社内イベントが決定したら、決定が必要な事項とスケジュールを大まかに引き、プロジェクトメンバー全員で確認します。 そのうえで、定期的にプロジェクトの定例会を設け、定例会の中で、当日のアジェンダ・各進捗状況の確認・次回までのタスクと役割分担を行うことで、スムーズに進めていくことができます。

Q
飲食を伴うイベントの場合、どのようにアレルギー対応を行っていますか?
A

各参加者へ個別に提供する場合は、会場に事前に相談してアレルギーに対応したメニューを用意します。その際、参加者には事前にアレルギーの有無を確認し、該当者には専用メニューを手配します。 一方、ビュッフェ形式やお弁当の場合は、アレルギー表示を明示することで、参加者が自分で安全なメニューを選べるよう配慮します。食事の提供形態に合わせてアレルギー対策を講じることで、すべての参加者が安心して楽しめる環境を整えることができます。

社内イベントは企業理念の浸透や方針・戦略の共有、社内コミュニケーションの活性化など、組織文化・カルチャーづくりに非常に重要な意味を持っています。本記事でご紹介したさまざまなポイントを参考に、企業文化や実施目的に合わせて、有意義な社内イベントを実施してください。

この記事の著者

中島 浩太

株式会社ゼロイン
2008年、株式会社ゼロインに新卒入社。インナーブランディング・社内コミュニケーション施策をプロデュースするコミュニケーションデザイン事業、ゼロインの管理部門、新卒採用担当、新規事業を経て、現在はコーポレートブランディング室において広報(社内広報・社外広報/PR)とマーケティングを担当。
インターナルブランディングの魅力的な取り組みを紹介するウェブメディアCAPPYの編集長として、さまざまな企業における企業文化づくりや組織活性化の取り組みを取材。

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