銀座を中心とした各地に保有するビルの賃貸事業を中心に、宿泊事業や収益ビルの開発事業、仲介事業など、多様な不動産事業を展開するソリューション型総合不動産業の北辰不動産株式会社様(以下、北辰不動産)は、創立60周年を記念して社員を対象とした60周年記念式典を開催しました。
今回の60周年では、「単なるお祝いに終わらず、20年先、30年先を見据えた再スタートにつながるような、周年事業として意味のあるものにしたい」という経営者の方針から、社員主体で企業理念を再定義するブランドプロジェクトが立ち上がり、プロミスおよびカルチャーが5月に策定されました。
プロミスは、実現したい未来に向けて北辰不動産が向き合い続ける約束をステークホルダーに宣言する言葉です。そしてカルチャーは、プロミスを体現・実践するために組織全体で大切にする価値観・文化(行動基準)です。今回の周年記念式典は、60周年を社員全員で祝うと同時に、策定されたプロミスの言葉や意味をあらためて認識し、プロミスを体現するはじまりの一日として位置づけられました。
ゼロインはこの60周年記念式典において、企画コンサルティング、演出(プロジェクションマッピング)企画・手配、映像制作、コンテンツ制作(オリジナル謎解き)、各種手配・調整、イベント当日の運営サポートまで、周年式典をプロデュースしました。
お客様情報
目的
ゼロインのサポート内容
今回の周年記念式典は、ブランドプロジェクトを通じて策定されたプロミス・カルチャーを浸透、体現する場の一つとして位置づけられました。
企画プロセスでは、「中堅以下の社員全員が企画に参加する」というコンセプトの下、部署横断的な交流を生み出す機会にもなるよう工夫を行いました。ブランド映像チーム、歴史映像チーム、謎解きチームといった分科会を立ち上げ、各社員が主体となって調査・検討や協議を行い、企画を進めました。結果、日常業務では関わりの少ない、部署を横断したつながりの中で、多くの社員の方々に企画から参加いただくことができました。
式典はプロジェクションマッピングからスタートします。プロミスの言葉にある、「始まりの1ページ」として式典を捉えてもらうため、会社として目指す未来につながる兆しや可能性を感じられるように、横幅約16メートルのパネルを会場に設置し、華やかな演出を取り入れました。
式典中には、分科会で企画・制作を進めた歴史映像やブランド映像を披露しました。これまで積み重ねてきた信頼や自社の強みをあらためて感じられる機会となりました。
今回の式典用に、ストーリーから個々の謎に至るまで完全オリジナルの謎解きゲームを作成しました。チーム内で協力し、情報を交換しなければ次の謎が解けない仕組みや、プロミスの言葉を絡めた問題を取り入れることで、部署を超えた社員同士の協力による成功の疑似体験や、プロミスの文言を体現する発想・行動を体験できるよう工夫しました。
たとえば、上記のような設問もありました。様々な謎を解いてカラフルなニコちゃんマークのシールを貼り、そのシールつまり「笑顔」をつないでいくことで、彩りのある「アシタ」の文字が背景の街に広がる、というプロミスの一部を体験する仕掛けの問題です。
業務中はなかなか会話の機会がない組み合わせの社員のみなさまも、情報を交換し合い、助け合いながら問題を解き、自然な形で多くの交流が生まれていました。豪華景品がかかったチーム戦だったこともあり、非常に盛り上がるゲームとなりました。
担当者の想い
周年記念式典の実施に関するご相談をいただき、北辰不動産様とのお取引が始まりました。60年を超えて存続する企業は非常に少ないと言われています。そこで、周年という機会を単なるお祝いの場にとどめるのではなく、社員のみなさまにもこれまでの歴史や会社の価値についてあらためて考えていただくきっかけにしよう――そうしたご提案のもと、理念策定からスタートを切りました。
今回の式典は、社員のみなさまで考えた企業理念(プロミス、カルチャー)を体現する第一歩として位置づけ、企画がスタートしました。「できる限り多くの社員を巻き込みたい」というご要望のもと、部署を横断する複数のチームに分かれて企画を行ったため、プロジェクトをどのようにコントロールしていくかが成否の大きなポイントでした。ゼロイン担当者がそれぞれの役割と強みを生かし、スケジュールや企画内容をプロジェクト全体で調整しながら進行をサポートしました。
式典当日のオリジナル謎解きでは、社員のみなさまが立ち上がったり会場内を移動したりと、本気で取り組む姿がとても印象的でした。企業理念を体現する第一歩として、大きな変化を感じる一日になったと思います。
企業理念を体現するという軸を持ちながらも、社員のみなさまから生まれた「やりたい」を無駄にしないよう伴走してきたことで、北辰不動産様らしさとゼロインらしさが融合した式典を実現できたと感じています。
この記事の著者
成井 里凪
株式会社ゼロイン アソシエイト
2022年、株式会社ゼロインに中途入社。前職では店舗経営管理を経験。ゼロイン入社後は、インナーイベント、周年プロジェクトなどのプロデュース経験を経て、現在はコンサルティング&プランニングのアソシエイトとして、映像企画やワークショップ設計などに従事。