設立50周年を迎えたT社様は、これまでお世話になったお客様や委託先、OB・OG、そして現在の社員とその家族を招いた感謝の集いを開催しました。「感謝の伝達」を強く意識したアットホームな周年記念パーティーとなりました。
お客様情報
会場は渋谷のホテルで、天井高7.2mと解放感ある空間です。おもてなしを意識して、受付時は社員全員が整列してゲストをお出迎えしました。
オープニングは、50年の歴史の振り返りと社員を紹介する映像です。そして、社長と主賓挨拶の後、乾杯の音頭でパーティーが始まりました。パーティー途中で実施した抽選会では、50周年にふさわしい豪華な景品が準備され、スペシャルゲストとして登場した人気お笑い芸人が盛りあげながら進行しました。
最後に、社員から社長に感謝を伝えるサプライズ映像を上映。社長は突然のことに驚きながらも、社員一人ひとりからの「ありがとう」のメッセージに涙し、サプライズを成功させることができました。終了後は受付時と同様、社員全員が整列して、ゲスト一人ひとりにお土産を手渡してお見送りをしました。
首都圏を中心に電気設備工事の設計・施工を行うT社様。社長にヒアリングした際にお話されていたのは、「今回の目的は感謝だけです」と断言するほど強い感謝の想いでした。そこで、温かみのあるT社様のアットホームな社風と電気設備工事という業種を踏まえ、「ランプ」をイベントのコンセプトに、周年記念パーティーをプランニングしました。
T社様の取り組みとして珍しかったのは、お客様企業を招待した周年イベントに、同時に社員のご家族を招待したことです。その裏には「社員が日頃仕事に邁進できているのは、ご家族の支えがあってこそである」という社長の想いがありました。お子さまも参加されていたので、ベビーベッドやキッズチェアを準備し、ドアの開閉やお手洗いにも気をつかうなど、手厚い対応が心がけられました。
今回の周年記念パーティーでは、「ゲストのみなさまに感謝を伝えること」「ゲストのみなさまから『T社はいい会社だ』と改めて感じていただくこと」がゴールでした。そしてそれは、社長が涙ながらにお話された挨拶、全社員の心のこもったおもてなし、社員からのサプライズ映像によって、参加されたみなさまが実感されていました。
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担当者の想い
会社への想いにあふれたみなさんに触れ、家族のような関係性の会社なのだと、とても幸せな気持ちになったプロジェクトでした。特に社長の人望は厚く、「社長のためにがんばりたい」「会社を大きくしたい」という気持ちを強く感じました。だからこそ、社員から社長に向けたサプライズ案が主体的に出てきたのだと思います。
このサプライズ演出では、私たちの窓口を担当されていた事務局の方と「社長を泣かせよう」と秘密裏に約束していました。最終的な企画や見積りは必ず社長の目を通さなくてはならず、気づかれないように2種類の資料を作成したり、当日のリハーサル時に理由をつけて控室に待機いただいたり、事務局の方と一緒になってサプライズを実現できたことは非常に楽しい思い出です。
この記事の著者
中島 浩太
株式会社ゼロイン
2008年、株式会社ゼロインに新卒入社。インナーブランディング・社内コミュニケーション施策をプロデュースするコミュニケーションデザイン事業、ゼロインの管理部門、新卒採用担当、新規事業を経て、現在はコーポレートブランディング室において広報(社内広報・社外広報/PR)とマーケティングを担当。
インターナルブランディングの魅力的な取り組みを紹介するウェブメディアCAPPYの編集長として、さまざまな企業における企業文化づくりや組織活性化の取り組みを取材。