A社様は設立20周年を記念し、周年イベント「感謝の集い」を開催しました。お取引先様、従業員とその家族、総勢620名をホテルにご招待。この20年を共に築いてくださった“感謝”を伝える場となりました。
お客様情報
今回の周年イベントでこだわったのは、”感謝”と”おもてなし”です。参加されたみなさまが会場に到着されてから退出されるまで、最上の時間を過ごしていただけるように設計されました。
会場は日本屈指の宴会場「飛天の間」。ホワイエにお祝いのお花300基が並ぶ中、参加者のみなさまを弦楽器の生演奏でお迎えしました。宴会場内でも弦楽器の生演奏をBGMに、この日だけのためにホテルと議論を重ねて熟考したスペシャルフルコースを提供。飲み物も全国から取り寄せた逸品揃いで、A社様の社長が自ら陣頭に立ち、徹底的にこだわりました。
プログラムは鏡割りや大抽選大会といった盛りあがるコンテンツと同時に、A社様の20年を振り返る「歴史映像」、これからの展望を描く「VISION映像」を上映。A社様の想いを伝えることができました。
A社様は設立以来、競争の激しい不動産業界で事業領域を拡大し、現在では日本トップシェアブランドとして業界を牽引。100年企業に向けて成長し続ける断固たる決意を持っています。
A社様では、この20年を支えてきたもの、さらに100年企業に向けたこれからの80年を支えていくものは、”人を大切にする想い”に他ならないと考えています。深いおもてなしの心でこれまでの感謝を伝え、これからもこの会社を共に築いていくファンとなっていただきたい。
この決意は「社員と家族が幸せになる会社」「社員、家族、お客様、関係者様が全員ファンになる会社」というA社様の目指す将来像が根幹となっており、それを体現するべくこの周年イベントが開催されました。
前日の会場設営、ホワイエ設営やテクニカルリハーサルは5時間もの時間を費やしました。当日の朝は、従業員もイベント開始3時間前に集合。受付・誘導・ステージ企画・席札の準備に細心の注意を払い、いよいよお客様がご来場。
300基並ぶお花による圧巻の光景でのお出迎えと、会場前の控えスペースでのおもてなしに早速「さすがA社さん」との声が聞かれました。ご来賓のご祝辞では、普段は知りえない社長の隠れたエピソードも披露され、会場が笑いに包まれました。また、役員2名が張り切って司会を務めた大抽選会では、同じ円卓で初めて顔を合わせた参加者でも会話が弾む仕掛けがあり、こちらも大盛りあがりとなりました。
エンディングのビジョン映像では、A社様の未来に向けた強い意志をしっかりと伝達。社長、役員と社員120名全員による立礼でのお見送りによって、最初から最後まで「これぞA社」という一体感あふれる雰囲気で会を終えました。
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ゼロイン担当者の想い
驚きと感動と笑顔を持ち合わせる「A社様らしさがあふれる周年イベントにしたい」というのが私の一番の想いでした。
A社様の事務局のみなさまも日常業務を抱える中で、初開催となるこの一大イベントをどのように企画・準備していくかというお悩みと不安を感じられていました。そして何より、この会社を愛し育ててこられた社長の想いをひしひしと感じながらプロジェクトを進めました。
お祝いのお花の順番の決め方、抽選会の景品の見せ方、事前にお送りするご案内状で楽しんでいただくための工夫など、事務局のみなさまと一緒に検討を進めていきました。当日の受付や誘導は従業員120名総出での”おもてなし”でしたので、その設計や練習も実施しました。
当日の成功はもちろんですが、イベント終了後に全従業員で撮影した集合写真と打ち上げでの社員のみなさまの笑顔が、私にとって嬉しい瞬間でした。そしてイベントが終わって1ヶ月後、社長からいただいた感謝状は、私の一生の宝物です。
この記事の著者
中島 浩太
株式会社ゼロイン
2008年、株式会社ゼロインに新卒入社。インナーブランディング・社内コミュニケーション施策をプロデュースするコミュニケーションデザイン事業、ゼロインの管理部門、新卒採用担当、新規事業を経て、現在はコーポレートブランディング室において広報(社内広報・社外広報/PR)とマーケティングを担当。
インターナルブランディングの魅力的な取り組みを紹介するウェブメディアCAPPYの編集長として、さまざまな企業における企業文化づくりや組織活性化の取り組みを取材。